英語多読にぴったり!児童向け伝記シリーズ『Who Was Annie Oakley?』をご紹介します。
アニー・オークレーは、1800年代後半にアメリカで大人気だった女性射撃手。かわいらしい衣装を見にまとい銃を華麗に操る姿は、当時の人々を驚かせました。
ただでさえ女性が銃を使うことが普通ではなかった時代に、アニーはギャップをうまく活用しました。ギャップに惹かれたりするのって、今も昔も同じかもしれませんね。
この本を読めば、アニーのカッコよさだけでなく、「セルフブランディングってこういうことか!」という発見もきっとあるはず。
ギャップ萌えは昔も今も変わらない!アニー・オークレーの伝記から彼女の魅力とセルフブランディングの大切さが学べる一冊です。
「かわいい女の子×ライフル」ギャップに誰もが魅了
アニー・オークレイは、アメリカだけでなく、イギリスやフランスでも名を馳せた人気の女性射撃手です。

『アニーよ、銃をとれ』という映画やミュージカルにもなってるよ!
1870年代は「女性が銃を持つなんて!」と思われていた時代。そんな中、アニーは子供のころから抜群の射撃センスを発揮していました。
家族を支えるため野鳥を撃っては食用として売り、しっかりと稼ぎもゲット。
やがてその腕を見込まれて、ライフルのパフォーマーとしてサーカスに出演することになります。
注目すべきは、彼女のファッションセンス。
ふわっと広がるスカートやレースのついた服など、あえて「かわいらしさ」を強調するスタイルを選んでいました。舞台衣装はもちろん自作!
そんな見た目とは裏腹に、ライフルやピストルを手にして的にバンバン命中させていくアニー。
そのギャップに観客は大熱狂!まさに“ギャップ萌え”の元祖です。
もし彼女が今SNSをやっていたら、間違いなくバズっていたでしょう。
アニーの生涯には、「自分をどう見せるか?」というセルフブランディングのヒントがたっぷり詰まっています。
英語のレベル – 英検2級・TOEIC550
本書は英語ネイティブの8〜12歳が対象です。

英検2級、TOEIC550からチャレンジできるね!
| 単語 | ★★☆☆☆ |
| 文章 | ★★☆☆☆ |
| ストーリー | ★★☆☆☆ |
(※レベルは目安です)

実際の文章をみてみよう!
実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。
10歳にしてお手のもの
“I guess the love of the gun must have been born in me,” she said. By the time she was ten, she was handling her father’s rifle with ease.
10歳にして銃の操作をいとも簡単にしちゃいます。生まれながらに備わっている才能ってあるんですね!10歳の子が銃を触っている姿は恐ろしいですが…
with ease いとも簡単に、容易に
衣装でセルフブランディング
Her girlish costume and her lighthearted entrance were meant to be misleading. Annie looked like a schoolgirl, but the moment she picked up her gun, she was all business.
女の子がライフルを扱っているというギャップを演出するために、幼く見える衣装をあえて用意していました。
lighthearted 屈託のない、気軽な
misleading 人を惑わす
コカイン中毒者というデマを流されることも
Then a news story calling her a drug user was published in 1903. “Annie Oakley Begs Court For Mercy: Famous Woman Crack Shot… Steals to Secure Cocaine,” read one headline. “Annie Oakley in Prison, Famous Rifle Shot of Buffalo Bill’s Show a Cocaine Victim,” read another.
新聞に薬物中毒とデマを流されてしまいます。アニーは自分のイメージに傷がついたことが許せず、新聞社からの謝罪だけでは物足りず裁判にも挑みます。
名誉毀損されたことに真摯に向き合うアニー。アニーは自分のイメージを常に大切にしていました。
publish 出版する
【NEXT STEP!】次はこの本にチャレンジ!
Who Wasシリーズには、アニーが関わった人物や時代を取り扱ったタイトルが2つあります。
アニーが生きた時代に関連する事柄を続けて読んでみましょう!
アニーをベタ褒め:ヴィクトリア女王
アニーはショーのためにイギリスに渡ります。ヴィクトリア女王は夫であるアルバート公を亡くしてから17年間も喪に服していましたが、アニーを見るために公の場に姿を現しました。
トーマス・エジソン:エジソンの会社に電気配線を依頼
アニーがサーカス団の大型施設を建設した際、電気配線はトーマス・エジソンの会社に頼みました。電灯が付いたことで、野外の夜の公演が可能になりました。
▶︎詳しいレビューはこちら
【映画】アニーよ銃をとれ

映画アニーよ、銃をとれ
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コメント
[…] かセクシーですよね。 『Who Was Annie Oakley?』レビュー記事 […]
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