英語多読におすすめ!児童向け伝記シリーズ『Who Was Ben Franklin?』をご紹介します。
アメリカ合衆国建国の父の一人であるベンジャミン・フランクリン。政治家としての顔だけでなく、好奇心たっぷりでいろんなものを発明してるんです。
フランクリンに触発されて、自分も動き出したくなっちゃうかも!刺激がもらえる一冊です!
好奇心の塊 ベンジャミン・フランクリン

“アメリカ合衆国建国の父”の一人として讃えられているベンジャミン・フランクリン。
政治家のイメージが強いフランクリンですが、避雷針を発明した人物でもあるって知ってました?
凧を使った実験によって雷が電気であることを証明したんです。
避雷針を発明しカミナリによる被害を減少させたので、市民からは魔術師だと思われたんだとか!
他に、どんなものを発明したかというと・・・
遠近両用メガネ
人工の腕
アルモニカ(楽器)
フランクリン・ストーブ(暖炉)
遠近両用メガネまで作っていたなんて!
しかも日用品から楽器まで、発明品のジャンルがバラバラですね。
好奇心旺盛でなんでもできちゃう秀才っていますけど、フランクリンもこのタイプだったようです。
ちなみに作ったのはモノばかりでなはく、フィラデルフィアのまちづくりにも貢献し公共施設を創設しています。
フィラデルフィア・アカデミー(ペンシルベニア大学の前身)
ユニオンファイアーカンパニー(消防団隊)
アメリカ初の総合病院
アメリカ初の公共図書館
経済的に大成功を収めたフランクリンは、良い市民であろうとしました。学校を設立したり消防団を作ったりして、地域社会に貢献し続けたのです。
フランクリンって健康のために外気浴を取り入れたりと、いつも何かをしているぽくって、なんだか可愛らしいんです。見た目もぽよっとしてて愛嬌がありますよね。私はフランクリンのことが好きになっちゃいました。
スマホがあれば、試し読みができるので、チェックしてみてください!
レベルと難易度 – 英検2級・TOEIC550
本書は英語ネイティブの8〜12歳が対象です。
単語 | ★★☆☆☆ |
文章 | ★★☆☆☆ |
ストーリー | ★★☆☆☆ |
(※レベルは目安です)

実際の文章をみてみよう!
実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。
人工の腕を開発して不便さを解消
Another of Ben’s inventions was an artificial arm. He used it to take books down from high shelves. The device was later used for taking items off top shelves in grocery stores.
人工の腕も作っています。棚の高いところにある本を取るために使っていたようです。フランクリンは不便さを感じると、それを解消するために考えて動くのが好きだったようですね。
70歳近くになっても一日12時間バリバリ労働
At age sixty-nine, Franklin worked twelve-hour days in Congress. One of his jobs was to organize the United States Postal Service.
“twelve-hour days”は一日に12時間という意味です。12時間労働!しかも69歳のときに!タフな人だったんですね。
イギリスでは魔術師として怖れられる
In Britain, people were more afraid of Benjamin Franklin than of George Washington and his army. Rumors spread that Benjamin was a wizard. He had invented weapons that could destroy all of England!
wizardは「魔術師・魔法使い」です。イギリスでは初代大統領であるジョージ・ワシントンより怖れられる存在だったようです。
ニックネームに混乱?! William→Billy
本書を読んで、英語のニックネームに慣れましょう!英語名のニックネームって、わかりにくいことがあったりするんです。
例えば本書では、BenjaminはBen、息子のWilliamはBillyと記載されています。
BenjaminがBenと省略されるのは理解しやすいと思いますが、WilliamはBillyとなるんですよね。
私は最初、BenjaminがBillyと呼ばれているんだと思ったんです。話のつじつまが合わなくて「あれれ」と混乱してました(汗)
英語の愛称の付け方には定番があるので、多読で慣れていくのがおすすめです!
【NEXT STEP!】次はこの本にチャレンジ!

米紙幣に描かれているのは、歴代大統領やアメリカの独立・建国に尽くした政治家たち。
ベンジャミン・フランクリンは、アメリカ紙幣の100ドル札の顔となっています。
Who Wasシリーズは、歴代の政治家を多数取り扱っています。お札に描かれた人たちの伝記を読んでいくと、歴史だけでなくアメリカ合衆国の成り立ちを知ることができますよ!
【1ドル札】ジョージ・ワシントン
建国の父。第一代アメリカ大統領です。
▶︎詳しいレビューはこちら
【2ドル札】トーマス・ジェファーソン
トーマス・ジェファーソンは建国の父の一人です。
▶︎詳しいレビューはこちら
【5ドル札】エイブラハム・リンカーン
今も人気の大統領!
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【10ドル札】アレクサンダー・ハミルトン
銀行を設立します。
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【50ドル札】ユリシーズ・S・グラント
南北戦争の立役者!
▶︎詳しいレビューはこちら

【もっと深掘り!】ドラマでリスニング力もUP!
映画やドラマを見ることで、リスニング力を上げることもできます。本を読んで知識をつけたら、フランクリンを題材にしたドラマや映画を観て、リスニング力と知識レベルをUPしましょう!(2025年5月の情報です。最新情報は各サービスでご確認ください)
フランクリン
(Apple TV ドラマシリーズ)
主演:マイケル・ダグラス(Benjamin Franklin 役)
1776年、アメリカ独立戦争の最中、フランクリンがフランスに赴き、フランスをアメリカ側に引き込もうと奮闘する姿を描いた歴史ドラマ。
見どころ:外交官としてのフランクリンに焦点を当てていて、政治・戦略・人間関係の駆け引きがメイン。英語学習者にもおすすめです(字幕付きで見れば学べる表現も多いです!)
ジョン・アダムズ
アメリカ独立の立役者ジョン・アダムズのドラマにフランクリンも登場。俳優トム・ウィルキンソンが演じてます。
Amazon prime videoで視聴できます。
ナショナル・トレジャー:フランクリンが暗号解読の手がかり!
主役はニコラス・ケイジが演じるベンジャミン・ゲイツという歴史学者兼トレジャーハンター。
ある日、財宝の手がかりがアメリカ独立宣言書に隠されていることを突き止めます。
そしてなんと独立宣言書を盗むことに!
独立宣言書から導き出されるヒントを辿って、仲間たちと謎解きの旅に出ます。
私は本書を読んだ後に観たのですが、本で得た知識が出てきたりするので、2時間近い映画があっという間でした!
私はDisney+で英語字幕をつけて視聴しました。
