洋書多読

The ABC Murders 原書を読んでハラハラしよう

洋書多読にミステリーを選ぶのは、実は難しい。なぜなら、プロットが複雑だったり、登場人物が多すぎたりすると、話を追えなくなるからです。

ミステリー好きは、洋書でミステリーを読んでみたいと思いますよね。

そんな方におすすめするのがアガサ・クリスティの“The ABC Murders”.

英語は中級以上です。

オススメポイント

1. ストーリーがわかりやすい

2. チャプターが長すぎない

3. きちんとした英語(文体が古い部分もあり)

The ABC Murders 原書を読んでハラハラしよう

ミステリは敷居が高い?
そんなことありません!

1. ストーリーがわかりやすい

ストーリーが複雑すぎないのが、読みやすいポイント。

ABCの順番に殺人予告があり、事件解決にポワロが取り組みます。

あらすじ
“Look out for Andover, on the 21st of the month(今月21日、アンドーヴァーを警戒せよ)”という犯行予告の手紙がポワロのもとに届きました。差出人は「ABC」。予告通りAで始まるAndoverでA.Aがイニシャルの女性が殺害されます。殺人現場には「ABC鉄道案内」が。その後同じように犯行予告の手紙がポワロの元に届き、今度は「B」。事件を解決できないまま「C」の殺人予告も・・・。犯人は?動機は?なぜアルファベット順なのか?この不可解な事件にポワロが解決に乗り出します。

A,B,Cの順番に殺人が行われるという筋が追えるので、読んでいて迷子になる確率が低いです

登場人物が多すぎないのもいいですね。

洋書あるあるの一つに、「誰がだれだかわからなくなる」があります。

外国人の名前に慣れていないと、「Jamesって誰だっけ。友達だっけ恋人だっけ?」と前の箇所に戻らないといけないことがあります。
この作業ってめんどくさいし、ストーリーへの興味が薄れる原因にもなってしまうんですよね。

“The ABC Murders”には複数人出てきますが、人間関係が複雑ではないために、「誰だっけ?」現象が少ないです。

話の流れがつかみやすく、登場人物が複雑ではないので、読み進めやすい。

2. チャプターが長すぎない

チャプターが長くないのは、うれしいです。チャプターごとに休憩ができるから。

一章が短いと、リズムを付けやすいですし中だるみもしにくい。

35章あるので、一日一章のスピードで読むと約1か月で読み終えられますね。

相棒のヘイスティングスの語りがメインになっています。

たまに、ヘイスティングスの目線ではない章があり、気分転換できるのも良いです。

一章が短いのでテンポよく読める。

3. きちんとした英語(文体が古い部分もあり)

イギリス人の友人によると、アガサ・クリスティは良い英語を使っているとのこと。

ただし1936年に発表されていることから、表現が古い部分もあります。読み進めると、見慣れない表現や単語がちらちらと出てきます。

その点で読みにくさを感じることはあるかもしれません。

単語や表現は古臭い部分があるものの、文法面では読みやすいです。難しい構文を使ったりしていません。

難点を付け加えるとポワロのフランス語です。

ちょこちょこ出てくるんです。重要じゃないけど、ちょっとした表現をフランス語で言うんですよね。

フランス語がわかる方は楽しめると思いますが、フランス語がわからないと「何て意味だろう」と気になります。

私はフランス語はまったくわからないので、フランス語は完全に無視して読み進めました。「きっとイギリス人読者も同じよね」とイギリス人になったつもりで読んでいました。それでもストーリーはわからなくなるほどの影響は与えないので問題ありません。

古臭い表現とフランスが読みにくいかも。全体的には平易な英語だし、フランス語は無視してOK!

ミステリーは多読にオススメ。なぜなら、ストーリーにハマってしまえばどんどん読み進められるから。

犯人は?動機は?という好奇心が、ページを進めてくれます。

“The ABC Murders”は長すぎないので、ぜひ読んでみてください!