多読におすすめWho wasシリーズからおすすめの一冊をご紹介します。
Who wasシリーズはアメリカの出版社から出されている洋書。子ども向けの伝記などをたくさん出版しています。子ども向けに書かれているので、難しい言い回しや単語は出てきません。Who wasシリーズは、過去の人だけを扱っているだけでなく、現在活躍している人にもフォーカスして出版されています。だから伝記を読んで教養を付けることもできますし、今の情報をキャッチすることもできちゃう。
多読初心者にとてもおすすめのWho wasシリーズから「Who Was John F. Kennedy?(ジョン・F・ケネディ)」をご紹介します。
レベルと難易度 – 英語ネイティブの児童向け
本書は英語ネイティブの8〜12歳が対象です。
単語 | ★★☆☆☆ |
文章 | ★★☆☆☆ |
ストーリー | ★★☆☆☆ |
(※レベルは目安です)
実際の文章を読んでみよう!
実際に使われている文章を見てみましょう。
(※日本語訳はケイコが訳しています)
インパクトのある演説
“And so, my fellow Americans, ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.”
(国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問いて欲しい。)
ジョン・F・ケネディの有名な演説の一つです。覚える必要はありませんが知っているとちょっとした会話で役立つことがありますよ。
イディオム
Together, the Kennedys hosted dinners to which they invited people from all walks of life.
(ケネディ一家はあらゆる地位の人を招きディナーを開きました)
all walks of lifeは、「さまざまな職業・地位の人々」「いろんな立場の人々」という意味のイディオムです。日常会話でも小説でもよく使われる表現です。
大学時代のジョン・F・ケネディ
Despite average grades, Jack impressed his college teachers with his writing and his thinking.
(ジャックの成績は平均的なものでしたが、ジャックの執筆能力や思考は先生たちを驚かせるものでした。)
Jack(ジャック)とはジョン・F・ケネディのことです。ジョン・F・ケネディは、成績優秀な訳ではなかったんですね。
despiteは「にも関わらず」という意味です。
こんな人におすすめ
・アメリカに住んでいる/住む予定がある
・教養をつけたい
■歴史や政治が好き
歴史や政治が好きなら、のめり込んで読めてしまう本です。第二次世界大戦や冷戦のことが記載されていますし、ケネディ一家の政治的な背景を知ることもできます。
■アメリカに住んでいる/住む予定がある
ジョン・F・ケネディはアメリカでも人気のある大統領です。ジョン・F・ケネディのことを知っておくのは、アメリカを知るのに大切。アメリカ在住者なら知っておくと良いですし、これからアメリカへ留学や仕事・結婚なので住む予定がある方は、学んでおくとベターです。
■教養をつけたい
このシリーズは子ども向けに描かれているので、易しい英語でジョン・F・ケネディを学ぶことができます。英語も知識も身に付けたい人には、ベストな一冊。子ども向けだからとバカにするべからず。情報が盛りだくさんなので、学べることがたくさんありますよ。
一般教養として知っておこう
英語を勉強するのなら、ジョン・F・ケネディのことは知っておくとベター。なぜなら、アメリカの映画や小説などに、常識としてちらりと出てきたりする頻度が多いからです。
「ジョン・F・ケネディって誰?」という状態なら、本書を読んで教養レベルを上げておきましょう。