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【原作にチャレンジ!】ピーター・パン『Peter and Wendy』|ピーター・パンは生意気なクソガキ!?

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ピーター・パンの原作『Peter and Wendy(ピーター・パンとウェンディ)』をご紹介します。

英タツ
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ピーターパンはアニメや絵本で人気だよね!

ディズニーアニメや絵本、ミュージカルなどで、ピーターパンに親しんだことがある人は多いのではないでしょうか。

原題は『Peter and Wendy』で、イギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーの作品です。

もともと戯曲として書かれており、1911年に『Peter and Wendy』が小説として発売されました。

ピーター・パンのストーリーは覚えていますか?

ピーター・パンは妖精ティンカー・ベルと共に自分の影を探しにウェンディの家にやってきます。

ピーター・パンは、ウェンディと弟二人をネバーランドへ招待し、さっそく旅立つことに。

ネバーランドにはマーメイドがいたり、ロストボーイズと暮らしたり、フック船長率いる海賊と戦ったりと毎日ドキドキするような出来事が起きます。

原作にはピーターパンのかなり子供っぽい性格が描かれていたり、フック船長がただの野蛮な海賊の船長ではないことがわかるような描写があったり、人物像がより深く描かれています。

永遠に12歳のままのピーター・パンと、歳を重ねていくウェンディたち。

ファンタジーでありながら、最後には少し切なさも感じる物語。

ぜひ原作にチャレンジしてみませんか。

魅力たっぷりの原作『Peter and Wendy』をご紹介します!

レベルと難易度

英タツ
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英検準1級、TOEIC800からチャレンジできるね
単語 ★★★★☆
文章 ★★★★☆
ストーリー ★★★☆☆

【単語】
童話ではありますが、英語学習者には難易度の高い単語がちらほら出てきます。

【文章】
一文が長く、かつ古い表現や単語が使われています。

英文を読むのに慣れていないと、若干の読みにくさを感じるかもしれません。

【ストーリー】
原作は人物描写が詳しくされています。

たとえば、ウェンディの両親についての描写が多くあったり、フック船長の過去などが描かれています。




実際の文章をみてみよう!


実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。(※カッコ内の日本語訳はブログ著者が訳しています。)

冒頭の一文

All children, except one, grow up.
(子どもはみんな、一人をのぞいて、大人になります。)

冒頭の一文はこちら。

ピーター・パンは永遠に子どものまま。

歳をとることはありません。

歳を取らないピーター・パンとの冒険の始まりです。

except 〜を除いて

妖精が生まれる瞬間

“You see, Wendy, when the first baby laughed for the first time, its laugh broke into a thousand pieces, and they all went skipping about, and that was the beginning of fairies.”
(ほらウェンディ、初めての赤ちゃんが最初に笑うとき、その笑い声がたくさんのカケラとなるんだ。そのかけらがぴょんぴょん飛び跳ねるんだけど、それが妖精の始まりなのさ)

ピーター・パンが妖精が生まれる瞬間の説明をしています。

赤ちゃんの最初の笑い声から妖精が誕生するなんて、可愛らしくて素敵ですよね!

brake into バラバラになる
fairies 妖精 (単数はfairy)

飛ぶためには

“You just think lovely wonderful thoughts,” Peter explained, “and they lift you up in the air.”
(「楽しくて素敵なことを考えてごらん」とピーターは言いました。「そしたら、体が浮くから。」)

ウェンディたちが空の飛び方を聞いているシーンです。

楽しいことや素晴らしいことを思い浮かべると、飛べる。

楽しいことを考えると体が浮くというのは、比喩的にも使われている感じがします。

thought 考え、思い
explain 説明する




私はAudibleと一緒に読みました!

私は原作をオーディオブックAudibleを使って読みました。

原作にチャレンジしようと最初の3ページを読んだところ、読みにくさを感じたんです。

私が読みにくさを感じた点は3つ

・古い表現や単語が出てくる
・一文が長い
・話し言葉が演劇的

1911年に発刊されていることやもともと戯曲だったため、今使われている英語と少し違うんですよね。

たとえばセリフ部分の言葉遣いが現代の話し言葉とは異なったりするんです。

「これは全部読むのがしんどくなりそう」と思い、音声に引っ張ってもらいながら読んだ方がいいと思いました。

Audibleでは約5時間となっていたので、毎日少しずつ読んで1週間で読み終えました。

オーディオブックと一緒に本を読むのも、多読の楽しみ方の一つです。

オーディオブックと一緒に読むと、自力で読むより読みやすさがかなり上がります。

ちょっとステップアップして自分の英語力より難易度の高い本にチャレンジしたいときや、読了するのに時間がかかりそうなかなり分厚い本を読みたいときなど、オーディオブックを活用すると音声に助けられて読みやすくなります。

音声を聞きながら本を読めるので、リスニング向上にもつながりますし、スペルからは想像ができないような例外の単語の音がわかったりして正しい発音を習得することができるのがメリット。

私は月に1冊はAudibleを使って本を読むようにしています。

Audibleを使った多読法をこちらの記事で解説しています。
Audibleを使った多読法

ちなみに本の価格なのですが、キンドル価格が100円でした!!(※2020年購入当時)

価格は変動することがあるので購入前にAmazonで確認をすることをおすすめします。

キンドルの端末を持っていなくても、アプリをダウンロードすればスマホやタブレットで読むことができますよ。

100円なら気軽に試せますね!

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ここでは、中学英語でチャレンジできるラダーシリーズと、ディズニーアニメの2つをご紹介します!

中学英語でチャレンジできるラダーシリーズ

原書にチャレンジするのに躊躇してしまうなら、ラダーシリーズの『ピーター・パン(Peter Pan)』がおすすめ。

英タツ
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英検4級、TOEIC300から読めるよ!

ラダーシリーズは英語学習者のために英語レベルが編集されています。

レベル1に分類されていて、原書よりやさしい英語で読むことができます。

原書は200ページほどですが、ラダーシリーズ は約100ページ。

分量も少なくなっているため、学習者には読了しやすい長さですよ。

レビュー記事→【英語多読】『ピーター・パン』ワクワクが詰まった大冒険とちょっと切ない物語|ラダーシリーズ

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ディズニーで英語を学ぼう!

ディズニーの『ピーター・パン』も素敵な作品ですよね。

原書とディズニーを比べてみるのも楽しいですよ。

ディズニーは歌やダンスなどエンターテイメント性を加えてアレンジするため、原作に変更を加えています。

シーンをカットしたり、内容を変更していたりするので、その違いを比べるのが楽しんですよね。

『ピーター・パン』はその中でも比較的、原作に沿ったストーリーになっている印象です。

アマゾンPrime VideoディズニープラスDVDで視聴が可能。(※2022年6月時点)

日常会話を学ぶことができるのもディズニーアニメの魅力の一つ。

使える表現がたくさんあるんです。

ディズニー『ピーター・パン』で学ぶ日常会話と名言をこちらの記事にまとめています。

【ディズニー英語】『ピーター・パン』で学ぶ日常会話10選 & 名言3選

ディズニーと原作を比べながら英語力を伸ばしていきましょう!

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ピーターパンは世界中で親しまれてることもあり、映画、ミュージカル、アニメ、絵本などさまざまな形で触れることができます。

ピーター・パンの子どもっぽさやフック船長の魅力など、原作でしか味わえない魅力が詰まっています。

『ピーター・パン』をより深く味わいたいなら、ぜひ原作にチャレンジしてみましょう!

それでは!