ラダーシリーズLevel2の『A Christmas Carol』をご紹介します。
スクルージという、意地悪で冷酷でケチな老人がいました。
心を持たず、人を愛することを知らない孤独な生活を送っています。
クリスマス・イブに幽霊により過去・現在・未来を旅することに。
そこで目にした光景とはー。
チャールズ・ディケンズの作品。
クリスマスが舞台のストーリーでは最も有名お話の一つです。
『A Christmas Carol』をご紹介します!
レベルと難易度 英検2級・TOEIC550点
本書はラダーシリーズという英語学習者用に英語のレベルが編集されている洋書です。
ラダーシリーズはレベルが5つに分けられていて、『A Christmas Carol』は、レベル2。ワード数は10,770。
文法は現在形、現在進行形、完了形が出てきます。
公式サイトでは英検3級・TOEIC400レベルと記載されていますが、クリスマス特有の単語がたくさん出てきますし、完了形も多く、さらに物語の長さ(単語数10,770)から判断すると、2級レベルの英語力からチャレンジした方がよい感じがします。(あくまでも私見です)
単語 | ★★☆☆☆ |
文章 | ★☆☆☆☆ |
ストーリー | ★☆☆☆☆ |
ワード数 | 10,770 |
【単語】
中学で学ぶ基本単語プラス300語で構成されています。
巻末に単語集がついているので、辞書なしでもOK!
【文章】
現在形、現在進行形、未来形、命令形が出てきます。
【ストーリー】
主人公のスクルージが幽霊と共に過去・現在・未来と順を追って旅します。
スクルージの心変わりが1ページごとに変わっていくのがわかります。
実際の文章をみてみよう!
実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。(※カッコ内の日本語訳はブログ著者が訳しています。)
1 用語解説を読んで理解度UP
冒頭に書かれている用語解説を抜粋してご紹介します。
holly ヒイラギ。緑の葉と赤いみは、キリストの受難の象徴と言われる。
mince pie ミンスミート(細かく刻んだドライフルーツやナッツを酒に漬け込み、ひき肉に見立てたもの)を詰めて焼いたパイ。
物語が始まる前に、簡単な解説があります。
クリスマス用語に親しみがないと、読んでいてもイメージがしにくいですよね。
日本ではあまり馴染みがないワードの解説が載っているので、事前に読んでおくと理解度がアップしますよ。
私はmince pieを知らなかったので、クリスマスの食事についても新たに学ぶことができました。ちなみにmince pieはこちらです↓おいしそう!
2 スクルージってどんな人?
Scrooge was a mean and nasty old man who made money for himself by lending money to other people.
(スクルージは卑しくて意地の悪い老人でお金を他人に貸すことで自分のためだけにお金を稼ぐ人でした。)
人の特徴を表すときにはたくさんの形容詞を知っているといろんな表現ができるようになります。
多くの文章に触れることで、語彙力を上げることができますよ。
mean 卑しい、意地が悪い
nasty 意地が悪い、不快な
3 ハムレットの引用
The same is true of Jacob Marley: he was as dead as a doornail.
(ジェイコブ・マーレイも同様でした。彼も完全に死んでいました。)
ハムレットを引き合いに出してジェイコブ・マーレイの死が語られているのですが、その中でハムレットでも使用されている表現as dead as a doornailが使用されています。
doornailとは木製のドアに取り付けられたくぎのことなのですが(下の画像)、完全に死んでいることを表すときにこのように使われます。おもしろい表現ですね。
【NEXT STEP!】次はこの本にチャレンジ!
さらにクリスマスの世界に浸かりたいなら、同じクリスマスキャロルをちょっとレベルを上げて楽しんでみませんか。
オックスフォード・ブックワームズのレベル3です。
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