ステップ・リーディング

中学英語で楽しめる『レ・ミゼラブル』英語で物語を読む楽しさを味わえる!

こんにちは!英語で人生を豊かにしているケイトです。

今回はオックスフォード・ブックワームスのステージ1から出ている『Les Miserables(レ・ミゼラブル)』をご紹介します。(→オックスフォード・ブックワームスってなに?

Les Miserables』はフランスの小説家であるヴィクトル・ユーゴーが1862年に執筆した作品。

たった1つのパンを盗んだことで、19年間の監獄生活を送ることになった男、ジャン・ヴァルジャンの生涯を描く物語です。

英タツ
英タツ
でもかなり長いお話だよね?読了できるか心配だなぁ

長編小説ですが、今回ご紹介する『Les Miserables(レ・ミゼラブル)』は、英語学習者用に簡潔にまとめられていて、かつレベルのやさしい英語で編集されています。

だから、英語を学習中の中学生にも、英語を学び直したい大人にも手に取りやすい一冊となっています。

『レ・ミゼラブル』って登場人物の様々な感情があるので、それを英語学習者用に簡潔にまとめるのって難しいと思ったんですけど、そこはさすがオックスフォード・ブックワームスでした。

物語のメインを丁寧に追っていくことができるような編集となっていて、英語の簡潔さはもちろん、『レ・ミゼラブル』を読んだことがない人にとっても無理なく楽しめる構成になっています。

『レ・ミゼラブル』は、日本では『ああ無情』というタイトルで親しまれていたり、児童向けに編集された書籍があったり、ミュージカルになったり、映画にもなっていて、今も多くの人を惹きつけています。

そんな『レ・ミゼラブル』をやさしい英語で楽しめる『Les Miserables』の魅力をご紹介します!

『Les Miserables』英語のレベルと難易度


オックスフォード・ブックワームスはレベルが7つに分けられていて、『Les Miserables』は、Stage1です。

英タツ
英タツ
英検3級、TOEIC500点からチャレンジできるね!

【単語】
中学で学習する範囲を超えた単語が出てくるので、語彙力が少ないと難しさを感じるかもしれません。

【文章】
文章はシンプルでわかりやすいです。

それぞれの章に前書きがあり、前書きは現在形、物語は過去形で書かれています。2つの時制が混ざっていないので、読みやすい構成になっています。

【ストーリー】
章によってスポットライトが当たっている登場人物がハッキリとしているので、ストーリーを追いやすいです。

単語 ★★☆☆☆
文章 ★☆☆☆☆
ストーリー ★☆☆☆☆

実際の文章をみてみよう!

実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。(※カッコ内の日本語訳はケイトが訳しています。)

1.人の優しさに出会うバルジャン

‘My name is Jean Valjean,’he said. ‘I was a prisoner in Toulon for nineteen years. Here is my yellow card, see? People everywhere shut their doors in my face – but not you. Why not?’
(私の名はジャン・ヴァルジャンだ。私はトゥーロンで19年間服役していた。これがイエローカードさ、わかるだろ?どこに行っても、門前払いさ。でもあんたは違う。なんでだ?)

ミリエル司教を訪れたジャン・バルジャン。暖かく迎え入れてくれたミリエル司教に対してのセリフです。

たった1つのパンを盗んだことから19年も服役することになったジャン・バルジャンは、人間不信となっていました。

そんなときに元囚人であった彼を、ミリエル司教はやさしく迎え入れてくれたんですね。

shut their doors in my faceは、人に門前払いを食わせるという意味です。

2.ファンティーヌ

Fantine has a child but no husband, and a woman without a husband is nothing. Worse than nothing. People are not kind to a woman with a child but no husband.
(ファンティーヌには子どもがいましたが、夫はいませんでした。夫のいない女性は無価値でした。価値が無いということよりヒドイ存在でした。夫のいない子持ちの女性を誰も大切に扱うことはありませんでした。)

フランスの1830年代のお話です。この頃は、シングルマザーは人間として扱われなかったんですね。

ファンティーヌは、一人の幼い娘コゼットをテナルディエ夫妻に預けて、養育費を支払うために働いていました。

Worse than nothing.で無価値よりひどいものだったという意味です。

3.バリケード

Daylight comes, and the shooting begins. Ratatat-ratatat-ratatat on the barricade, noise and shouting, cries and screams.
(夜が明けて、銃撃戦が始まりました。バリケードではバンバンバンと、銃声や怒鳴り声、叫び声や悲鳴が上がっていました。)

戦いの場面は、スピード感があります。

銃の音がRatatat-ratatat-ratatatと表現されているのが面白いですね。

『Les Miserables』の魅力!

『Les Miserables』は原作はフランス語ですが、英語で読んでみると楽しいですよ。

Les Miserables』は、全部で7章あります。

それぞれの章の冒頭に前書き(forward)があり、その章で起きる内容の簡単な説明と背景が描かれています。前提知識ができるため物語を理解しやすいです。

前書きは現在形で記載されており、本文は過去形で書かれています。時制が分かれて書かれているので、読みやすいですよ。

私は本書を読んでから、映画が観たくなったので、ヒュー・ジャックマンがジャン・バルジャンを演じる映画『レ・ミゼラブル』を観ちゃいました。

本を読んだ後に映画を見たので、内容を復習できましたし、本と映画の違いを楽しむことができました。

こんな風に、本を読みながら映画やドラマを比べるのは楽しいですよ。

ちなみに映画は動画配信サイトで視聴ができます。(2021年4月の情報です。詳しくは公式サイトをご覧ください。)

<映画『レ・ミゼラブル』が視聴できる動画サイト>

まとめ:英語で物語を読む楽しさを味わえる!

オックスフォード・ブックワームスは、英語学習者用に編集がされていて、使用されている単語をまとめた用語集や本を読む前と後に取り組むことができるちょっとしたクイズが付いています。

クイズなどのアクティビティーをすることで、理解力を深めることができます。

Les Miserables』は最初の一ページ目に、時代背景や人物像の説明があります。

舞台は1830年代。金持ちはゆとりある生活を謳歌し、貧乏は仕事がなく、食べるものも希望もない世の中。

メインの登場人物は6人。ジャン・バルジャン、ジャベール、ファンティーヌ、コゼット、マリユス、ガヴローシュ。主人公のジャン・バルジャンを始め、警察館のジャベールなど、それぞれの登場人物の紹介がされています。

こんな風に説明が最初に付いているので、全体像をつかみやすくなっています。そのため、ストーリーをまったく知らなくても読みやすいです。

英語で楽しむ『Les Miserables』。やさしい英語なので、ぜひ読んでみてください!