ステップ・リーディング

『タイタニック』を英語で読もう|中学英語で堪能できる悲劇のドキュメンタリー

オックスフォード・ブックワームスのステージ1から出ている『Titanic(タイタニック)』をご紹介します。

タイタニックは、イギリスの豪華客船。

処女航海中の1912年に氷山に衝突し、沈没しました。1500人ほどの犠牲者を出した20世紀最大の海難事故でした。

英タツ
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映画の『タイタニック』なら見たことがあるよ!

1997年にジェームズ・キャメロン監督によって映画化された『タイタニック』は全世界で大ヒット。日本では主演のレオナルド・ディカプリオが一躍有名になり、セリーヌ・ディオンが歌う主題歌『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』は大ブレイクしました。

今回ご紹介する『Titanic(タイタニック)』は、映画『タイタニック』の小説版ではなく、タイタニック号のドキュメンタリーです。

当時の背景や、タイタニック船の船長、設計者、会社の責任者などが登場します。

写真やイラストがふんだんに使われているので、イメージを描きやすく当時の状況が手に取るようにわかります。

やさしい英語で読める『Titanic(タイタニック)』の魅力をご紹介します!

『Titanic』英語のレベルと難易度


オックスフォード・ブックワームスはレベルが7つに分けられていて、『Titanic』は、Stage1のやさしい難易度です。

文法の難易度としては現在形、現在進行形、過去形が出てきます。(→オックスフォード・ブックワームス紹介記事

英タツ
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英検3級、TOEIC500点からチャレンジできるね!

【単語】
中学2年生や3年生くらいからの英語力からスタートできます。

ところどころ難しい単語が出てきますが、単語集が載っているので意味を確認しながら読むといいですよ。

【文章】
文章はシンプルでかつ読みやすいです。

【ストーリー】
タイタニックの豪華さから、沈没の過程、生き残った乗客のその後の人生など、時系列に沿って話が進んでいきます。

単語 ★★☆☆☆
文章 ★☆☆☆☆
ストーリー ★☆☆☆☆

実際の文章をみてみよう!


実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。(※カッコ内の日本語訳はブログ著者が訳しています。)

1.世界一安全な船

‘But don’t be afraid, Mrs Astor. We don’t really need the lifeboats, because the Titanic can never sink. It is the safest ship in the world.’
(しかし心配には及びませんよ、アスター夫人。ライフボートは実際必要ないんです。タイタニックは絶対に沈みませんからね。世界一安全な船なんですよ。)

これはタイタニックの設計担当者だったトーマス・アンドリューズ(Thomas Andrews)のセリフです。

ファーストクラスに乗船しているアスター夫人は、タイタニックについていろいろと質問をしています。

設計担当者だったトーマス・アンドリューズは、タイタニックに関して隅々まで把握している人物。

意気揚々と自慢げにタイタニックの安全性を語っています。

“It is the safest ship in the world.” safeをthe safestと最上級にすることで、「最も安全である」と表現しています。

2.タイタニックがまっぷたつに

‘The lights were still on in the ship. Then, suddenly, there was a terrible noise. A thousand people cried from the ship – we heard them. Then the Titanic broke into two halves.’
(船の電気はまだついたままでした。そして急に、ものすごい音がしたんです。たくさんの人が船から叫んでいました。声は私たちのところまで届いていました。そしてタイタニックがまっぷたつに折れていったんです。)

ライフボートに乗った乗客が、タイタニックが沈んでいき二つに折れる瞬間を証言をしている場面です。

タイタニックが沈んでいく様子は迫力があります。

terribleひどい、恐ろしい、ぞっとするようなという意味です。
break into two halvesは、2つに折れるということです。halvesはhalfの複数形です。

3.生き延びた社長

‘Then why didn’t the Titanic go slower?’ Senator Smith asked. ‘Did you talk to Captain Smith about that?’
‘Me? No, of course not,’ Bruce Ismay answered. ‘He was the captain, I was only a passenger.’

(「ではなぜタイタニックは速度を落とさなかったんですか」とスミス上院議員は聞いた。「スミス船長と話し合ったんですか?」
「私が?話すわけがないでしょう。」ブルース・イズメイは答えた。「彼が船長であって、私はただの乗客だったんですよ。」)

事件後の調査を進めるにあたって、注目を集めたのがブルース・イズメイ(Bruce Ismay)でした。

彼はタイタニック号を所有するホワイト・スター・ラインの経営者。

乗客を差し置いて救命ボートに乗り助かり、責任を取ろうとすることはありませんでした。

事故は自分とは無関係の一点張りで、世間から批難を浴びました。

I was only a passenger. onlyをつけることで、“ただの”乗客という意味合いが増します。

『Titanic』の魅力!

タイタニックは沈没し、たくさんの犠牲者を出しました。

悲劇ではあるのですが、現代でも多くの人を惹きつける魅力を持っています。

ドキュメンタリーを見ているかのような感覚になれる『Titanic』。

冒険好きだったり、ドキュメンタリー好きなら、100%楽しめますよ。

私は本書を読んだ後に、どうしても映画が観たくなって映画『タイタニック』を観ました。3時間以上ある映画ですが、見応えあります。

映画とセットにして読むと、内容理解が深まりますよ。

映画は動画配信サイトで視聴ができます。(2022年1月の情報です。詳しくは公式サイトをご覧ください。)

まとめ:タイタニックのドキドキ感を英語で味わおう

タイタニックは当時、大きさも速さも安全性も世界で一番と言われていました。

タイタニックに希望を抱く人たちのワクワク感を冒頭で味わうことができます。

氷山にぶつかってから沈んでいくまでの描写は、スリルがありドキドキハラハラします。

写真やイラストがふんだんに使用されているので、まるでドキュメンタリーを見ているかのよう。

オックスフォード・ブックワームスは非常に読みやすい英語で書かれているので、多読にも最適。

英語学習者用に英語レベルを調整しているため、自分の英語力に合った本を見つけやすいです。

英語学習者用の工夫がいくつかあり、単語集や読む前、読んでいる間、読了後に取り組めるアクティビティがついています。

アクティビティに取り組むことで自分の理解度を確認したり、高めることができますよ。

読み終わったら、満足すること間違いなしの一冊。

ぜひ『Titanic』で、悲劇の冒険に出てみましょう!