こんにちは!英語で人生を豊かにしているケイトです。
今回は、私が衝撃を受けた文法書をご紹介します!
それは『英文法の鬼100則』です。
英文法の解説がされているんですが、これがすごい!とてもわかりやすいんです。
たしかに、そうですね。文法って理解しにくかったり、読んでるだけで眠くなってしまうものもありますよね。
“文法”と聞いただけで「もういや〜!」とやる気がなくなってしまうことってありますよね。
でも本書は退屈な文法書とはちょっと違います。ただの解説書ではないんですよ。
一つ一つの項目に関して、腹落ちする説明がされています。単にルール説明をするのではなく、理由を解説してくれています。
例えばこんな感じ。
・なぜこのような使い方になるのか
・この例外が発生する背景とは
・ネイティブの気持ち
・英語という言葉の歴史
そうなんです。今まではルールを丸暗記するしかなかった文法に関して「なぜこんなルールがあるのか」を説明してくれているんです。
私は目からウロコが止まらなかったですよ!
あまりのわかりやすさに感動したので、『英文法の鬼100則』のレビューをします!
初心者にも上級者にも「へぇ!」が詰まっている
『英文法の鬼100則』は434ページあり、ボリュームは多め。
全部で100項目あり、時制や動詞、文型、動名詞など、文法書に書かれている内容をすべて網羅しています。
そのため、これから英語を勉強する人から、やり直しをしたい方、また英語中級者、上級者にも実りのある内容になっています。
例えば、最初の項目は“英語の世界はどうやってものを見ているのか”を説明してくれています。
モノの捉え方って、実は言語によって異なったりするんですよね。これを知らないと、いつまでたっても英語の理解が深まらなかったり、日本語を直訳したかのような不自然な英語しか使えなくなってします。だから英語の視点を知ることは大切なんです。
英語を学んでいる人にとって、かなり役立つ情報が1番最初に載っているんですよ。
英語の世界の捉え方を解説している本を読んだことがなかったので、一項目から衝撃でした。
本書では、動詞・形容詞・時制など一般的な内容が、認知言語学の観点から説明がされています。認知言語学ってなんだか難しそうですが、認知言語学の本ではないので安心してください。
文法書を読んでいると、いまいちピンとこないことってありませんか。特に例外はしっくりこないこと多いですよね。そうすると、ただ丸暗記するだけになってしまうことってありますよね。
本書では、例外的な用法も「なぜこのような例外が生まれるのか」と説明をしてくれています。だから「なるほど〜!」と読めるんです。
この本は中学生が読んでも面白いと思いますよ。学習初期の段階から、英語と日本語の捉え方が違うことを学んでおくと、その後の勉強の理解度が変わります。
私は英語を使って仕事をしていますが、英文法というルールをとにかく暗記して、それを繰り返し繰り返し使ったことで覚えていきました。
でも本書を読んで「そういうことだったのか」と腑に落ちることがたくさんありました。なので、英語上級者の方にも学びがある一冊です。
英語ネイティブの気持ちがわかる
英語を学ぶときに、英語ネイティブの人たちの言葉の捉え方って考えたことはありますか?
『英文法の鬼100則』では、ネイティブの気持ちとかネイティブの考え方や捉え方が噛み砕かれて書かれているので、日本語との違いがわかって面白いですよ。
ネイティブの捉え方がわかると、スーッと理解できることが多いんです。
この本は、ゴリゴリお勉強本という感じではないので、気楽に読めますよ。
ベッドで寝転びながら読んでもいいですし、カフェでくつろぎながら読むこともできます。ちなみに私はお風呂で読みました。
学生さんにとっては、学校で習ってない部分に関してはよくわからないことがあるかもしれませんが、読んでおいて損はないです。
著者が学習者に寄り添って書いてくれている感じが伝わってくるんですよね。なので英語にアレルギーがある方にもチャレンジして欲しいです。
ちなみに、英語の教師や英会話講師にもおすすめ。自分の理解度が上がるだけでなく、生徒さんへの説明がよりわかりやすくできるようになりますよ。
これからの文法書は腹落ちできるものを
『英文法の鬼100則』は、「文法って、こんなに面白かったっけ?」と勉強嫌いの私の意識を変えてくれた一冊でした。文法って機械的に覚えるものではないんですね。
「なぜそうなるのか」「どうしてこんな使い方をするのか」ということが丁寧に説明されているので、理解が深まって英語への親近感が湧きましたね。
わかりやすい説明がされているものの、情報量が多いので、もしかしたらいまいちよくわからないポイントが出てくることはあるかもしれません。それはそれで大丈夫。
100個の説明のうち数個でも「なるほど」とか「へぇ!そうだったのか!」という発見が絶対にあるはず。その発見が、あなたの英語への理解力をグンと高めてくれるんですよ。
私は文法書が本当に嫌いで、文法書を見るために全部燃やしたくなるんですよね。。。
だけどこの本は読み物として面白かったし、自分が今までルールとして機械的に覚えていたモノクロの文法の世界に色をつけてくれた感じがありました。本当に読んで良かったと思っています。
これからは、ただ丸暗記するだけの文法書とはおさらばしましょう。
暗記するのではなく理解できる文法書を選ぶことが、今後の自分の英語力に影響を与えます。
皆さんも苦しい文法の勉強から抜け出して『英文法の鬼100則』で英語の気持ちを理解しましょう。英語に対する認識を変えてくれる一冊です。
それでは!