児童書

【英語児童書】広島の原子爆弾投下はアメリカの児童書にはなんと書いてあるのか|平和を考えるきっかけに

アフィリエイト広告を利用しています

アメリカの児童書『What Was the Bombing of Hiroshima?(広島の原子爆弾投下ってなに?)』をご紹介します。

本書は「Who Was?」シリーズの一つで、アメリカの出版社Penguin Workshopから出ている児童書です。

英タツ
英タツ
アメリカの児童書が描く広島の原爆投下ってなんて書いてあるのかな。

1945年8月6日午前8時15分、広島市に原子爆弾が投下されました。

私たちは常に原爆を投下された側として、原爆の恐ろしさや平和とは何かを考えます。

では原爆を落とした国としての原爆投下は、どのように表現されているのでしょうか。

本書はアメリカの児童書。アメリカは広島・長崎への原爆投下を子どもたちにどんなことを伝えているのか気になりますよね。

第二次世界大戦中にルーズベルト元大統領が亡くなり、後任となったトルーマン副大統領は、状況を全く把握できていないなか原爆投下の判断をしたとのことでした。

原爆の被害の大きさ、日本降伏後のGHQによる統治、その後の冷戦、原子力爆弾について紹介されています。

被爆した生存者の言葉が引用されていたりと、当時の凄まじい状況を知ることができます。

戦争や平和について考えることができる『What Was the Bombing of Hiroshima?』をご紹介します。

レベルと難易度 英語ネイティブの児童向け

「Who Was?」シリーズは英語ネイティブの8〜12歳が対象となっていて、歴史的人物や現在活躍している有名人について学ぶことができます。「Who Was?」シリーズ紹介記事

英タツ
英タツ
英検2級、TOEIC550からチャレンジできるね
単語 ★★☆☆☆
文章 ★★☆☆☆
ストーリー ★★☆☆☆

(※レベルは目安です)




実際の文章をみてみよう!

実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。(※カッコ内の日本語訳はブログ著者が訳しています。)

マンハッタン計画

In 1942, President Roosevelt formed the Manhattan Project. This was the code name for the secret plan to make an atomic bomb.
(1942年にルーズベルト大統領はマンハッタン計画を立ち上げました。マンハッタン計画とは原子爆弾を製造する秘密の計画の暗号名でした。)

ナチスドイツの原子爆弾開発に焦ったアメリカは自国でも製造を始めます。

ここで作られた核爆弾が広島と長崎に落とされることになります。

form 結成・設立する
atomic bomb 原子力爆弾

降伏しない日本

By the time the successful test in New Mexico occurred, Germany had surrendered. But not Japan. It wanted to fight to the bitter end. So, the United States had a decision to make. How was it going to defeat the enemy?
(ニューメキシコでの核実験が成功するころには、ドイツは降伏していました。しかし日本はまだです。日本はとことん戦うつもりでした。アメリカは決断しなければなりません。敵を打ち負かすにはどうしたらいいのでしょうか。)

イタリアやドイツが次々と降伏していくなか、日本はなかなか降伏しません。

この戦争を終わらせるためにどうしたらよいのか。

その決断に採用されたのが原子爆弾だったのです。

surrender 降伏する
to the bitter end とことん、最後の最後まで
defeat 負かす、打倒する

朝8時15分に投下

At 8:15, the Enola Gay’s bomb bay door opened, and Little Boy was dripped. Less than a minute later, the atomic bomb exploded.
(8時15分にエノラ・ゲイの爆弾倉のドアが開き、リトルボーイが投下されました。1分も経たないうちに原爆は爆発しました。)

エノラ・ゲイは原爆を積んだB-29の機名です。

リトルボーイとは広島に落とされた原爆のコードネームです。

長崎の原爆にはファットマンと名付けられていました。

bomb bay 爆撃機の爆弾倉




原子爆弾・平和を考えるきっかけに

本書は原爆をどちらかの感情を優先させることなく淡々と描かれています。

私は、なぜ原爆を落とすに至ったかがアメリカ目線で見れたのが興味深かったです。

日本はなかなか降伏しない国でした。アメリカからすると”しつこかった”んですよね。

戦争を終わらせるために落としたのが原爆だった、というのがわかりました。

唯一の被爆国として、日本人であれば読んでおきたい一冊です。




【NEXT STEP!】次はこの本にチャレンジ!

真珠湾攻撃

日本が真珠湾を攻撃したのをきっかけにアメリカ対日本の戦争がスタートします。

▶︎『真珠湾攻撃』レビュー記事

フランクリン・ルーズベルト元大統領

世界第二次大戦時のアメリカ大統領。

戦争中に亡くなったため、原爆投下を支持したのはルーズベルト大統領ではなく、副大統領のトルーマンでした。

アインシュタイン

アインシュタインは、ナチス・ドイツが先に核兵器を保有することを恐れ、ルーズベルト大統領にアメリカ政府の核開発への動きをうながす信書を送りました。

平和主義のアインシュタインは原子爆弾製造を促したことを、後悔しています。

▶️『Who Was Albert Einstein?』レビュー記事

世界恐慌


Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/pinokei/pinomondo.com/public_html/wp-content/themes/jin/cta.php on line 8

Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/pinokei/pinomondo.com/public_html/wp-content/themes/jin/cta.php on line 9