オックスフォード・ブックワームスのステージ１の『The Elephant Man』をご紹介します。
小屋に閉じ込められ見世物にされていたジョセフ・メリック（Joseph Merrick）。
やたらと大きな頭に、顔に穴が空いたかのような口と鼻、皮膚は垂れ下がっており、歩くことすらも困難でした。
この外見によりエレファント・マンと呼ばれています。
ある日、見世物小屋の前を通りかかった医者のフレデリック・トレヴェスはこの奇妙な見た目のエレファント・マンに興味をもち、彼を引き取って病院の一室を彼の家にします。
家を得たエレファント・マンは読書を楽しみ、自然を愛でる優しい心の持ち主でした。
笑いものにされていたエレファント・マンは医師と出会ったことで今までとは違う世界を見ていくことになります。
人の優しさに出会える『The Elephant Man』をご紹介します！
レベルと難易度 英検3級・TOEIC450
本書はオックスフォード・ブックワームスという英語学習者用に英語のレベルが編集されている洋書です。
オックスフォード・ブックワームスはレベルが７つに分けられていて、『The Elephant Man』は、Stage１のやさしいレベルです。ワード数は5,400。
文法は現在形、現在進行形、過去形が出てきます。（→オックスフォード・ブックワームス紹介記事）
| 単語 | ★☆☆☆☆ |
| 文章 | ★☆☆☆☆ |
| ストーリー | ★☆☆☆☆ |
| ワード数 | 5,400 |
※レベルは目安です
【単語】
中学で学ぶ基本単語で構成されています。
巻末に単語集がついているので、辞書なしでもOK！
【文章】
現在形、現在進行形、過去形が出てきます。
過去形まで勉強していればチャレンジできますよ。
【ストーリー】
トレヴェス医師がエレファント・マンと出会い、彼の人生が変化していく様子が一つ一つポイントを絞ってわかりやすく記載されています。
実際の文章をみてみよう！
実際に出てくる英文を見てみましょう。３つピックアップしました。（※カッコ内の日本語訳はブログ著者が訳しています。）
1.トレヴェス医師
My name is Dr.Frederick Treves. I am a doctor at the London Hospital.
（私の名はフレデリック・トレヴェスです。ロンドン・ホスピタルの医師です。）
本書はフレデリック・トレヴェス医師の一人称の文章です。
トレヴェス医師の目線でストーリーが進んでいきます。
英語では医師の場合、自分で”Dr（ドクター）”と敬称をつけます。
2. 見世物小屋は2ペンス
I read the writing under the picture. It said:
Come in and see the Elephant man. Two Pence.
I opened the door and went in.
（私は写真の下に書かれている文章を読んだ。それにはこう書いてあった。
「エレファント・マンをご覧ください。２ペンスです。」
私はドアを開け中に入った。）
エレファント・マンは2ペンスで見学することができました。
書かれていることを説明するときに「それにはこう書いてあった」と言いたいときはit saidを使って表現します。
話し言葉でも使います。
writing 書面、文書
picture 写真
3.本
At first he did not know many books: the Bible, and one or two newspapers, that’s all. But I gave him some books of love stories, and he liked them very much.
（最初彼はほとんどの本を知らなかった。聖書と1〜2紙の新聞を知っているだけだった。しかし恋愛小説を何冊かあげたところ、彼はとても気に入っていた。）
エレファント・マンは本を読んだり、本について語るのが好きだったようです。
at first 最初は、当初は
that’s all 以上、それだけ
映画も楽しもう！
映画やドラマの視聴は楽しくできる英語の勉強方法です。
活用することでリスニング力や表現力をアップできますよ！
私は本書を読むまでエレファント・マンを知らなかったのですが、映画を見つけたので視聴しました！
動画配信サイトで視聴ができます。
DVD（リンク先：アマゾン）
Amazonプライム
U-NEXT
※2023年3月の情報です。詳しくは公式サイトをご覧ください。
【NEXT STEP!】次はこの本にチャレンジ！
同じレベルの本を数冊読み続けることで、英語を読むことに慣れていきますよ。
オックスフォード・ブックワームズはラインナップが豊富なので、興味があるものはどんどんチャレンジしましょう！
The Piano Man
The Piano Manも実話です。
London
ロンドンの歴史、街並み、美術館や博物館、ショッピングまでロンドンの概要を知るのに必要な情報が詰まっていて、まるでロンドンを旅しているかのように読めます！
レビュー記事→【英語多読】ロンドンについて学ぼう！英検3級から読める|オックスフォード・ブックワームス FactfilesシリーズStage1
The Monkey’s Paw
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