英語多読で英語力をアップしたいけど、なかなか続けることができなかったりするのが多読。
たくさんの本を読むことで、語彙力、表現力、文法力、読解力、コロケーションなどの英語の理解力UPだけでなく、本からの知識を増やすこともできます。
本を読むのがもともと好きなら、勉強としての多読ではなく娯楽として洋書を楽しむこともできますよね。
いいことだらけの多読ですが、始めてみるとなかなか続かない・・・なんてことはありませんか。
多読を続けるのって実際は難しいんですよね。
今まで200冊以上洋書を読んできた私がしている、読書を続けるためにしている10のことをご紹介します。
「これよさそう!」と思えることがあったらぜひ参考にしてみてください!
1.読書量のゴールを設定する
2.読書時間を確保する
3.読書空間を作る
4.読んでて楽しい本を選ぶ
5.本を持ち歩く
6.心に残った表現・名言を書き留める
7.読書記録をつける
8.テクノロジーを使う
9.マンネリ化しないようにいろんな本に目を向ける
10.ステップリーディングでレベルを上げていく
洋書を毎日読むための10コツ
1.読書量のゴールを設定する
日々の読書量のゴールを設定しましょう!
一日15分といったように時間で決めてもいいですし、10ページ読むとページ数を設定してもOK。
まずはできる範囲からスタートしてみましょう。いきなり「毎日2時間!」というようなストイックなゴールより、5分から始めてみて、慣れてきたら少しづつ時間を伸ばしていくといいですよ。
ちなみに私はお風呂に入っている時間に15分本を読むことにしています。お風呂場にタイマーを置いているので、お風呂に浸かりながらピピッと音が鳴るまで読書時間としています。
お風呂で15分本を読んだらその日の目標はクリア。
こんな風に読書量を設定すると、継続しやすくなりますよ。
2.読書時間を確保する
読書時間を確保し、読書を優先させる時間を作りましょう!
読書をする時間を決めておくと習慣化しやすくなります。
例えば朝食を食べた後の5分とか、ランチタイムなど。電車通勤してるなら、車内も読書におすすめです。
私はお風呂以外に、寝る前に寝落ちするまで読書しています。Kindleを使っていて、電気を消して真っ暗にしてもKindleのバックライトがあるので便利なんですよね。
寝落ちするまでの読書なので、毎日読んでいる量は変わりますが布団に入ったら読書するというルールができていることで習慣化できています。
ちなみに今読んでいるのは「レ・ミゼラブル」の子ども向けバージョン「Les Misérables: Children’s Edition」。
読み終えたら高校生レベルバージョン、そして最後には完全版を読む予定でいます。
寝る前は「レ・ミゼラブル」の時間と決まっていて、段階的にレベルを上げられる仕組みづくりにしたり、超大作に挑んでいる楽しみを取り入れることで読書のワクワクが続く環境づくりをしています。
3.読書空間を作る
読書のための空間づくりも大切です。
テレビやスマホ、パソコンがあるとどうしても気が散ってしまうもの。
読書だけに集中できる空間で読書しましょう。
ちなみに私が家の中で読書に向いている場所だと思うのは、お風呂とベランダです。
お風呂は本当におすすめ!読書に集中できる環境なんです。
そして意外とおすすめな場所はベランダ。
もちろん住環境によるとは思いますが、イスさえあれば読書環境作れます。
私は冬でも毛布にくるまってあったかい飲み物をタンブラーに入れて15〜30分程度ベランダで読書するときがあります。
ちょっとキャンプしてるような気分にもなったりして楽しいですよ。
Kindleならバックライトがあるので夜のベランダでも楽しめます。
家以外だと、カフェも読書に向いている場所だと思います。
私は読書のためだけにカフェに行くことも少なくありません。
4.読んでて楽しい本を選ぶ
読書は楽しくなければ続きません。
いくらたくさんの英文を読むのがいいからといって、興味のない本を読み続けるのは苦痛以外何ものでもありません。
恋愛小説、歴史小説、ビジネス書、ノンフィクションなど、自分が好きなものならなんでもOK。
日本語でも読みたいと思う内容がベターです。
多読の手始めとして児童書が人気ありますが、興味もないのに多読のために児童書を選ぶ必要はないですよ。
児童書は読みやすいですが、内容が子どもっぽすぎて読んでいて楽しくないなんてこともあるんですよね。
ちなみに児童書で私が気に入っているのは”Who wasシリーズ”です。
歴史人物や現在話題の人物のスポット当てている作品で、英語ネイティブの8歳以上が対象となっています。
実際に英語圏の子どもたちが触れる英語なので実践的ですし、内容も読み応えがあり教養も身につけられます。
Who wasシリーズ紹介記事はこちら。
5.本を持ち歩く
本を鞄の中に入れておきましょう。バッグに入っていれば、ちょっとした時間に読むことができます。
電車や友達を待つちょっとしたスキマ時間は読書に最適。
なんとなく触っていたスマホを本に持ち替えるだけです。
スマホにKindleアプリを入れておくのもお勧めです。
Kindleを購入しなくても電子書籍を読むことができます。
6.心に残った表現・名言を書き留める
心に残った表現・名言を書き留めましょう。感動した言葉、キーワードなどなんでも構いません。
Twitterやfacebookに引用文を載せて発信してもいいですね。書き留めるだけで、読書から学ぶことが英語だけにとどまらなくなります。
一冊読み終える頃にはたくさんの学びと語彙を身につけることができます。
7.読書記録をつける
読書記録をつけましょう。ノートや読書アプリを使って自分の読書量を可視化しましょう。
自分の読書量が見えるとモチベーションにもつながりますよ。
アプリではGoodreadsがお勧めです。
8.テクノロジーを使う
本は紙の本だけではありません。電子書籍やオーディオブックも活用しましょう。
Kindleやkoboなどの電子書籍はもちろんですが、スマホやタブレットで読むこともできます。
オーディオブックもお勧め。
耳を使うことになるのでリスニングの強化も期待できます。
私は1ヶ月に1冊は洋書のオーディオブックを聴いています。
私の使い方は、オーディオブックを聴きながら本を読むこと。
目で文章を追いながら英語をきくという感じです。
リスニングの強化にもピッタリです!
9.マンネリ化しないようにいろんな本に目を向ける
読んでいて楽しい本を選ぼうと言いましたが、同じようなジャンルの本を読み続けるとマンネリ化してしまうことがあります。
マンネリを防ぐためにも興味のある本のリストはできるだけいろんなジャンルからピックアップするのがおすすめです。
私は恋愛小説が好きですが、2冊づつけて読むことはしないです。
例えば最近の読書履歴は、こんな感じ。
『It Ends With Us』(恋愛小説)
↓
『The Culture Map』(ビジネス書)
↓
『The Midnight Library』(小説)
恋愛小説→ノンフィクション→恋愛小説→ビジネス書といったようにいろんなジャンルを交互に読むようにしています。
10.ステップリーディングでレベルを上げていく
英語の本が読みたくても自分のレベルではチャレンジが難しいようであれば、ステップリーディングがおすすめです。
ステップリーディングとは英語学習者用に英語がレベル分けしてある学習者用洋書のこと。
お勧めはラダーシリーズとオックスフォードブックワームズです。
やさしい英語から始めて一歩一歩階段を上がるようにレベルを上げていけば、半年以内にネイティブが読むペーパーバックに挑戦することも夢ではありません!
ラダーシリーズ紹介記事とオックスフォード・ブックワームズ紹介記事はこちら。
まずは5分から習慣化させてみよう
多読は習慣化することが大切です。
時間、量、場所を決めて、それを電子書籍やオーディオブックも取り入れながら読書していきましょう。
いきなり難しい本を選んでしまうと挫折してしまう可能性が高くなるので、ステップリーディングのように段階的にレベルを上げていくことで続けやすくなります。
英語力が上がるにつれいろんな本が読めるようになっていくので、どんどん楽しくなって読書しない日なんて考えられない日が来るかもしれません。
私は今でこそ読書を毎日していますが、継続ができずに悩んだ時期がありました。いろいろ試しては続かなかったこともたくさんあります。
続かないことそのものを責めることはせずに、どうしたら継続できるかを考えていろんな方法を試してみることをお勧めします。
英語で読書ライフを楽しんで、英語力も読書も楽しみましょう!