洋書多読

窓際のトットちゃんを英語で読もう!英語版も読みやすい

黒柳徹子の自伝書「窓際のトットちゃん」英語版「Totto-Chan: The Little Girl at the Window」ののご紹介です。
戦後最大のベストセラーと言われ大人気となった本書。学校の図書館にも置かれているので、読んだことがある方やいわさきちひろの表紙を見たことがある方は多いかもしれません。世界35カ国で翻訳出版されています。

黒柳徹子が実際に通学したトモエ学園での生活が描かれています。登場人物はすべて実名。黒柳徹子が自筆で書いているので、臨場感たっぷり。1940年代の日本の様子が描かれており、習慣や風景など今の日本とかなり違うものの、当時の光景がみずみずしく映し出されるように描かれています。
トモエ学園での教育方法は一風変わっていて、初めてリトミックを子供の発育促進のために採用した学校でもあります。他にもワクワクしてしまうような学校の取り組みが描かれています。

読んだことがある人もない人も、英語で楽しめちゃう「Totto-Chan: The Little Girl at the Window」をご紹介します。

英語のレベルと難易度

英語のレベルは高くありません。英検2級、TOEIC500から読めます。
段落が細かく区切られているので、テンポよく読めます。

単語★☆☆☆☆
文章★☆☆☆☆

トットちゃん ここが面白い!

「窓際のトットちゃん」は日本で大ベストセラーとなった本です。面白くない訳が無い!
面白ポイントはこんなところ。

・1940年代の日本がわかる
・昔の日本の情景を英語で読む楽しさ
・トットちゃんの感性が散りばめられている
・トモエ学園の珍しい教育方法を知ることができる

読み進めるたびにいろんな発見があって、読む手が止まりません。

1940年代の日本がわかる
昔の日本の情景を知ることができます。今の日本とだいぶ違うんですよね。読みながら想像力を働かせながら読んでみましょう。面白いですよ。

昔の日本の情景を英語で読む楽しさ
昔の日本を英語で知るのは、正直なところ違和感がありました。でもそこが面白い!チンドン屋やゴボウって、英語でこう言うんだと日本にまつわる英語の表現を学びながら読むことができます。

トットちゃんの感性が散りばめられている
トットちゃんは、ちょっと変り者。でもトットちゃん目線の世界は、ワクワクで埋め尽くされていてドキドキに満ちています。トットちゃんを読んでいると、知らず知らずのうちに笑顔になっていますよ。

トモエ学園の珍しい教育方法を知ることができる
トモエ学園は、リトミックを採用したり、教室が電車だったりと、一般的な学校と異なります。校長は創立者でもある小林宗作氏。小林宗作はヨーロッパに留学してリトミックを日本の教育に導入するなど、先進的な人でした。「窓際のトットちゃん」が発行された当初、新しい教育本として読まれた側面もあるようです。私も「トモエ学園に入っていたらどんな小学校時代を過ごしていただろうか」と想像しながら読んでいました。

実際に出てくる表現を見てみよう!

実際に出てくる英文を見てみましょう。
(※かっこ内の日本語は私が訳したものです。原文ではありません。)

窓際のトットちゃんは本当に窓にいた

“Standing up? Where?” asked Mother, surprised.
(「立ってる?どこにですか?」とお母さんは驚いて聞きました。)
“At the window,” the teacher replied crossly.
(「窓にです」と先生は不機嫌そうに答えました。)

窓際のトットちゃんは、本当に窓際にいました。というか窓に立ってたんですね。
トットちゃんは先生の手に負えない行動ばかりします。そこで母親が先生に呼び出された時のやり取りの一部が上記のセリフです。
トットちゃんは窓際で何をやっていたのでしょうか。実際に本を読んでみてください。トットちゃんの行動は、先生の立場だとツライかもしれませんが、読者としては楽しめます。

トモエ学園の教室

For its classrooms, the school had made use of six abandoned railroad cars.
(この学校では、6つの廃車になった電車を教室として使用していました。)

トットちゃんが通ったトモエ学園は、教室が廃車になった電車でした。

abandonは破棄する、放棄するという意味です。

栄養バランスは海の幸と山の幸

“Have you something from the ocean and something from the hills?” he asked, checking each one.
(「海の幸と山の幸は入ってる?」と聞きながら、校長先生はみんなのお弁当をみていきました。)

トモエ学園のお弁当の条件は「海の幸と山の幸をそれぞれ入れましょう」というものでした。バランスよく食べることを目的とした校長先生が作ったルールです。トットちゃんもお母さんも、この決まりを楽しんでいます。

私は本屋でトットちゃんを見つけた時、嬉しくなって思わず購入してしまいました。
日本語の本を英語で読んでみる。多読を楽しむ秘訣の一つです。日本語で読んだことがある人もない人も、楽しめる一冊です。