こんにちは!英語で人生を豊かにしているケイトです。
今回は、児童書『Charlie and the chocolate factory(チョコレート工場の秘密)』をご紹介します。
『Charlie and the chocolate factory』はイギリスの作家ロアルド・ダールの児童小説です。
世界中で人気のある作品。児童書ですが、ブラックユーモアが混ざっていたり、風刺があるので、大人でも読み応えがあるストーリーです。
英語の言葉遊びやリズムを楽しむことができるのもおすすめのポイント。
初心者にも手に取りやすくて、洋書を読む楽しさを味わえる一冊です。
『Charlie and the chocolate factory』の難易度
児童書なので読みやすいです。中学英語までの文法を学び終えていれば、読むことができます。
【単語】
学校では習わない単語や表現がたくさん出てきますが、意味を推測しながら読むことができます。
【文章】
リズムがつかめると、どんどん読んでいくことができます。
【ストーリー】
ブラック・ユーモアがわかると面白いですよ。道徳が説かれていますが、わかりやすいです。
単語 | ★★☆☆☆ |
文章 | ★★☆☆☆ |
ストーリー | ★★☆☆☆ |
洋書初心者にオススメ!『チョコレート工場の秘密』

大人が読んでも楽しめる魅力が詰まっています!
- ブラックユーモアが大人にもピリリと効く
- ストーリーの展開が読めちゃうけどワクワク感が続く
- イキイキとした英語に触れられる
読み始めると、ストーリーの世界にどんどん入り込めちゃうんです。
1.ブラックユーモアが大人にもピリリと効く
ところどころにブラックユーモアが散りばめられています。
大人が読むと「こんなの子どもに読ませて大丈夫?」ドキッとするところもあるんですよね。
でも全体的に道徳を説いているので、皮肉やイヤミが腹落ちするというかしっくりくるんです。
この小気味よさがタイミングよく出るので、読んでいて止まらないんですよね。
ファンタジーの世界だけれども、ブラックユーモアによって現実に戻されるような感覚が定期的に訪れるんです。
だから大人の多読にも人気なんです。
2.ストーリーの展開が読めちゃうけどワクワク感が続く
道徳を説いているので勧善懲悪の感じが全体的にあり、ストーリーの展開は読みやすいです。
にもかかわらず、ページをめくる手が止まらないんですよね。
これはまさに、ロアルド・ダールマジック!
次が読みたくなっちゃうのは、英語のリズムの良さやストーリーの面白さがあるから。
児童書なのにグイグイと引き込まれてしまいます。
3.イキイキとした英語に触れられる
ロアルド・ダールの作品はイキイキとして、まるで作品が呼吸をしているかのような新鮮さがあります。
『Charlie and the chocolate factory』には歌が出てきますが、読んでいてリズミカルですし、初心者でも韻が踏まれていることに気づくことができます。
歌だけでなく、描写や会話文も軽やかで、情景が繊細にイメージできちゃうんですよね。
本の上を英文がぴょんぴょん飛び跳ねているかのような軽さを感じられます。
教科書や試験の英文って、堅苦しい感じがしませんか。
でも、ロアルド・ダールの作品は読んでいて心地が良いんですよ。
多読に人気のロアルド・ダールですが、日本以外の世界中で評価されている理由がわかります。
映画でも楽しめる!
2つの作品で映画化がされているんですよね。
- 『チャーリーとチョコレート工場』(ジョニー・デップ主演)
- 『夢のチョコレート工場』(ジーン・ワイルダー主演)
映画と原書を比べるのは楽しいですよ。映画の見比べも面白いです。
ジョニー・デップ主演の『チャーリーとチョコレート工場』は、監督がティム・バートン。ティム・バートンとジョニー・デップが作り出す独特な世界観を楽しむことができます。
ジーン・ワイルダー主演の『夢のチョコレート工場』は、1971年に公開。原作に忠実に映画化されています。
CGの技術が今ほど発達していないため、演出を頑張っている感があってそれも愛らしいポイント。
映画のレビュー記事があるのでぜひご覧ください。→映画『夢のチョコレート工場』で学ぶ英語 日常会話10選
わたしは原書を読んでから映画を2作品を観ました。
原書と映画を比べた時に、私が一番好きなのはダントツ「原書」ですね。挿絵と自分でイメージした世界が一番好きです。
ジョニー・デップ版は登場人物のキャラが濃すぎるし、ジーン・ワイルダー版は歌とダンスが好みじゃなかったですね。
まだ映画を観ていないなら、原作を先に読むのがおすすめです!
原書と映画を比較するのは、多読の楽しみ方の一つですよ。
映画は2作品ともU-NEXTやAmazonプライム・ビデオ、Netflixで視聴できます。
(※2021年1月の情報です。詳しくは公式ページでご確認ください)
まとめ:心地よい英語のリズムでどんどん読める!
著者のロアルド・ダールは、質の良いストーリーたくさん書いていて世界中から高い評価を受けています。英語のリズムが心地いいので、読書の楽しさを味わえます。
ロアルド・ダールの本から、多読ライフをスタートしてみませんか?
わたしは多読を始めたころに、ロアルド・ダールの本を全部読みました。
『Charlie and the chocolate factory』の世界はもちろんですが、他の作品で繰り広げる世界が可愛らしくて、どんどん読み進めることができたんですよね。
ロアルド・ダールの本を読み重ねていくことで、英文と読むことと英語でストーリーを楽しむことに慣れていくことができました。
大人でも楽しめるロアルド・ダールの作品。本を読みながら英語力をあげることができる多読の魅力が詰まっています。
続編の『Charlie and the Great Glass Elevator』も魅力いっぱいです!『Charlie and the chocolate factory』を楽しんだら、その勢いで続編を読むことをおすすめします!

