児童書

【英語児童書】エレノア・ルーズベルトって何した人?|初めて政治活動を行ったファーストレディ

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アメリカの児童書『Who Was Eleanor Roosevelt?(エレノア・ルーズベルトってだれ?)』をご紹介します。

本書は「Who Was?」シリーズの一つで、アメリカの出版社Penguin Workshopから出ている児童書です。

英タツ
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フランクリン・ルーズベルト大統領就任時のファーストレディだね!

大恐慌の不景気下に、フランクリン・ルーズベルトが大統領に就任しました。

その後ホワイトハウス時代の12年間、エレノアはファーストレディとして夫フランクリンを支えてきました。

またフランクリンの政策に対して大きな影響を与えるなど、それまでのファーストレディとは違い、政治活動に積極的に関わる初めてのファーストレディでした。

国民のために動くファーストレディのお手本となった人物です。

エレノアは第二十六代アメリカ大統領のセオドア・ルーズベルトの姪です。

女性や黒人、マイノリティに関する政策は、ほとんどがエレノアの発案しています。

『Who Was Eleanor Roosevelt?』をご紹介します。

レベルと難易度 英語ネイティブの児童向け

「Who Was?」シリーズは英語ネイティブの8〜12歳が対象となっていて、歴史的人物や現在活躍している有名人について学ぶことができます。「Who Was?」シリーズ紹介記事

英タツ
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英検2級、TOEIC550からチャレンジできるね
単語 ★★☆☆☆
文章 ★★☆☆☆
ストーリー ★★☆☆☆

(※レベルは目安です)




実際の文章をみてみよう!


実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。(※カッコ内の日本語訳はブログ著者が訳しています。)

仕事をした初めてのファーストレディ

Eleanor had meetings with woman reporters. She was the first lady to hold press conference about issues of the day.
(エレノアは女性レポーターとミーティングを設けました。その日の議題について記者会見を開いたのはエレノアが初めてでした。)

エレノア以前のファーストレディは大統領と一緒になって仕事をすることがありませんでした。

公の場で発言をしたり、自らの考えを述べることはなかったのです。

press conference 記者会見
issue 問題

冷たい母親

She called Eleanor “Granny” because Elenor was such a quiet, serious little girl. Eleanor said that when she heard herself called Granny, she wanted to sink through the floor.
(母親はエレノアのことを「おばあちゃん」と呼んでいました。エレノアはおとなしく真面目だったからです。エレノアはおばあちゃんと呼ばれるたびに穴があったら入りたい気分になったと言っています。)

エレノアは見た目が美しくなかったため、母親から愛されませんでした。

自分の母親から「おばあちゃん」と呼ばれるなんて悲しいですよね。

父親からは愛情を注がれますが、アルコール中毒であったりと、決して幸せな幼少期ではなかったようです。

granny おばあちゃん
sink through the floor 床に沈み込む(穴があったら入りたい)

大統領と二人三脚

Some people admired her for this, but others did not. In fact, some Southern leaders asked Franklin if he could stop his wife. He laughed and said no-Eleanor had her own opinions.
(エレノアの活動を賞賛する人がいる一方でそうでない人もいました。実際に南部のリーダーたちはフランクリンにエレノアを止めさせるように言っていました。フランクリンは笑って首を横に振りました「エレノアには自身の考えがあるんだよ」)

エレノアは黒人の人権を守る活動を積極的にしていました。

まだ差別があった時代、エレノアの活動をよく思わない人たちもいたんですね。

しかし大統領のフランクリンはエレノアの活動を支えていました。

エレノアと大統領は二人三脚で歩みお互いをサポートしあっていました。




波乱万丈な人生を送ったエレノア


母は美人でしたが冷酷で娘をハグすることすらありませんでした。父はハンサムでエレノアに愛情を注いでくれましたがアルコール中毒でした。

見た目が美しくないことから自信のない幼少期を過ごしていきますが、イギリスの寄宿舎で賢い女性へと成長していきます。

結婚後はフランクリンの母との関係に悩まされることになります。どの時代もどこの国でも嫁姑問題ってあるんですね。

フランクリンは秘書と不倫したりと決して順風満帆ではなかったようです。

フランクリンがポリオに罹患し脚が不自由になっても精神的にも政治的にも夫を支え続けます。

エレノアはルーズベルトが第二次世界大戦中に推し進めた日系アメリカ人強制収容に反対していました。

ファーストレディの役目を終えてからは日本に訪問したこともあります。




【NEXT STEP!】次はこの本にチャレンジ!

エレノア・ルーズベルトと交流のあった人物や時代も一緒に読むと理解が深まりますよ!

フランクリン・ルーズベルト

夫のフランクリン・ルーズベルト。

歴代アメリカ合衆国大統領のランキングで上位5人にランクインするなど、今でもアメリカ国民からの人気が高い大統領です。

▶︎『Who Was Franklin Roosevelt?』レビュー記事

セオドア・ルーズベルト

叔父のセオドア・ルーズベルト。

ミッシェル・オバマ


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