洋書多読

英語でグリム童話 ~多読をスタートさせるならこれ~ ヘンゼルとグレーテル

ラダーシリーズから出ている「グリム・クラシックス Grimms’ Classics」で、グリム童話を英語で読んでみました。

私、グリム童話は子どものころほとんど読まなかったんですよね。でも大人になってからディズニーアニメの影響もあって読んでみたいなぁ、と思ってたんです。

わかりやすい英語でまとめているラダーシリーズなら、英語を学びつつグリム童話も読めるので一石二鳥!とばかりに読んでみました。

「グリム・クラシックス Grimms’ Classics」に収録されているのは5話。

Hansel and Gretel(ヘンゼルとグレーテル)

The Frog Prince(かえるの王さま)

The Bottled Spirit(ガラス瓶の中の化け物)

The Shoes That Were Danced Full of Holes(踊ってすりきれた靴)

The Three Spinning Women(三人の糸つむぎ女)

知っているお話はいくつありますか?

実際に使用されている文章をご紹介しながら、「グリム・クラシックス Grimms’ Classics」を覗いてみましょう。

英語のレベルと難易度

ラダーシリーズではレベル1で、中学英語で読めるとされています。

実際に読んでみた感想は、読みやすいけど、英語を読むのに慣れていない人にはちょっと時間がかかるかもという感じですね。

物語が複雑ではないのですが、私にとっては知らない内容だったので、情景を思い浮かべながら読み進めると、思っていたより時間がかかりました。

もうすでにストーリーを知っているのなら、内容理解は難しくありませんよ。

一話一話が短いので、一日で一話を読みきることが出来ます。スピード感ができるので、中学生にも英語を学びなおしたいシニアの方たちにもおすすめです。

実際に使用されている英語をご紹介

Hansel and Gretel(ヘンゼルとグレーテル)

「ヘンゼルとグレーテル」はグリム童話のなかでも有名ですね。
みなさん、どんなストーリーか覚えてます?私が覚えていたのは、お菓子の家くらいでした。。。子どものときに読んだ本って案外覚えていないものですね。

As they walked to the woods Hansel broke the bread in his pocket and dropped little pieces on the ground.
(森に向かって歩いている最中に、ヘンゼルはポケットの中でパンをくずして、道に落としていきました。)

1回目は石を目印にしたため家に帰ることができたヘンゼルとグレーテルですが、2回目はパンを目印にします。

ここでは、文の最初にでてくるasをピックアップ。

As they walked to the woods…

Asは使い方によって様々な意味があります。
ここでのasは「○○している時に」という意味です。

asってこんな風に使われ方によって、意味が変わるんですよね。私は最初asがダイッキライでした。asが出てくるたびに、「うわぁ、asが出てきたぁ~」って弱気になってましたね。

でも多読していくうちに、asをその情景に合うように意味を理解できていくようになるんです。今ではasを、話しているときでも文章を書いているときでも使用できるようになっているので、多読の力ってすごいと感じます。

多読をしながら語感力も鍛えていきましょう。

The Frog Prince(かえるの王さま)

I can help you. What will you give me if I get your ball for you?
(助けてあげるよ。金の玉を拾ってきてあげたら、何をくれる?)

金の玉を泉に落としてしまったプリンセスが泣いているところに、カエルがやってきて事情を聞きます。そして助けてあげるよ、と声をかけている場面です。

一文目をみてみましょう。

I can help you.

「助けてあげるよ」「手伝ってあげるよ」という意味ですね。

日常でも使用することができます。
困っている人に対して手を差のべるよい表現ですね。

I can help you. What can I do for you?
(手伝ってあげるよ。何をして欲しい?)

Don’t worry. I can help you.
(心配しないで。手伝ってあげるから。)

The Bottled Spirit(ガラス瓶の中の化け物)

He could just hear a voice saying, ” Let me out! Let me out!”
(彼は「ここから出して!ここから出して!」という声だけを聞いた。)

ここでは、Let me out!に注目します。「ここから出して」という意味です。

Let’sで、「○○しよう」という使い方を知っている方は多いと思いますが、let の後にmeを置くと「私に○○させて」という意味になります。

腕をつかまれていて放してほしいとき。
Let me go! (放して!)

発言を途中でさえぎられたとき。
Let me finish.(最後まで話をさせて。)

The Shoes That Were Danced Full of Holes(踊ってすりきれた靴)

The king made an announcement to everyone in the country. Whoever could find out how the shoes were danced full of holes could marry one of his daughters.
(王様は国のみんなに対してお知らせを出しました。なぜ靴がダンスで擦り切れているのか見つけた者は、娘と結婚してもよい、と。)

まずは1文目のmade an announcementを見てみましょう。

make an announcement でお知らせを出す。となります。町内や会社でお知らせを出すときに使えます。

続いて2文目。Whoeverを解説します。

Whoever could find out how the shoes were danced full of holes could marry one of his daughters.

Whoeverwho + everがくっついたもので、「誰でも」となります。

同じように以下の例があります。
what + ever 何でも
where + ever どこでも

日常会話でも小説でもよく出てきます。

The Three Spinning Women(三人の糸つむぎ女/糸くり三人女)

Looking down, she saw three old women outside the palace. One had a large right foot, one had a mouth twice the size, and the third had one arm bigger than any man’s.
(下を見ると、宮殿の外に3人の年上の女たちがいるのを見ました。一人は右足がとても大きく、もう一人は口が人の2倍の大きさで、そして三人目は誰よりも太い腕をしていました。)

三人の糸つむぎ女の描写をしている場面です。
oneの表現を見てみましょう。

One had a large right foot, one had a mouth twice the size, and the third had one arm bigger than any man’s.

oneは、ここでは数字の一という意味をさしているわけではありません。3人の女の一人ひとりを指しています。

指す言葉が2つ以上のときに使用されるoneです。

こんな風に使うことができます。

There are two kind of fruits. One is apple and another is orange.

オススメの読み方

「グリム・クラシックス Grimms’ Classics」は、どのストーリーも短いので、テンポ良く読めます。

ヘンゼルとグレーテル以外は、とっても短い。だから一話を一日で読めてしまいます。

この一冊を、1週間で読みきるペースで読むといいですよ。

どのお話も基本的に王様、プリンス、プリンセスが出てきます。童話好きの方には、楽しめますね。

子どもの頃にグリム童話を読んでいる方や、英語を再開したいと思っている人たちにもオススメ。英語で読むと違う世界観を広げられるかもしれません。

5話読み終えたら、ラダーシリーズlevel1から出ている「Grimms’ Fairy Tales グリム傑作童話集 」を続けて読んでみましょう。

こちらには、「漁師とおかみさん」「ルンペルシュティルツヒェン」「金のがちょう」など5話が収録されています。

「Grimms’ Fairy Tales グリム傑作童話集 」のレビュー記事を書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
→レビュー記事こちら「海外ドラマ・映画、ディズニーアニメを楽しみたいならグリム童話!」