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【英語多読】同じ本を繰り返し読むのOK?もちろんです!メリット・デメリットを解説します

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多読をするときに、同じ本を繰り返し読むことに意味があるのか疑問に思ったことはありませんか?

英タツ
英タツ
ワード数や冊数を目安にしてるんだけど、同じ本を繰り返し読むのってダメなのかなぁ?

おもしろい本に出会ったら、何度も読みたくなりますよね。

多読はたくさんの文章をどんどん読んでいく学習法です。

多読をしていくうえで、同じ本を繰り返し読むことに意味があるのでしょうか。

結論から言うと、同じ本を読むことはOKです!

実は同じ本を繰り返し読むことで、1回読んだだけでは得られない効果があるんです。

例えば繰り返し読むことで単語や表現の意味が定着しやすかったり、内容の理解度を深めることができるんです。

では同じ本を読んだとき、ワード数や冊数を1冊と考えていいのでしょうか。

同じ本を繰り返し読んでも、一冊とカウントしてOKです。

同じ本であっても、読んでいることに変わりはありませんので、一冊にカウントしましょう!

私は洋書を今までに200冊以上読んできました。好きな本は2〜3回読むこともあります。

面白い本や素敵な本に出会えたら、その本を大切にしたいですよね。

この記事では、同じ本を繰り返し読むメリットデメリットをご紹介します。

多読で出会った素晴らしい本を何度も読むことで、英語力を上達させましょう!

メリット


繰り返し読むことで得られるポイントをご紹介します。

1.繰り返し読むことで、単語や表現が身に付く

同じ本を繰り返し読むことで、単語や表現が定着したり、コロケーション(単語と単語のつながり)が自然と理解できたりします。

多読は、わからない単語があっても推測しながら読み進めるのが一般的な方法。

そのため、わからない単語がわからないまま、もしくはなんとなくあやふやな状態になり、意味がきちんと定着しないことが起きたりします。

残念ながら本を一冊読んでも、単語力を大幅にUPさせることは容易ではないのです。

そのため同じ本を複数回読むことで単語の意味が強化することができます。

単語帳や文法書などで英語の勉強をするとき、一度きりの勉強より何度も復習をした方が習得度は上がりますよね。

多読も同様に、何度か読むことで単語や表現の定着度が上がります。

2回目以降は単語の意味を調べてもOK!

多読ではわからない単語が出てきたときは意味を推測しながら読むのが一般的なやり方ですが、2回目以降は意味を調べても大丈夫です。

わたしはわからない単語が出てきたとき、1回目は推測しながら読みますが2回目以降は調べることが多いです。

意味がどうしても推測しきれないこともありますし、正確な意味が把握できないと2回目の読書中はモヤモヤ度が1回目よりも上がってしまうんですよね。

そのため気になる単語は、意味を調べます。

そうすると「やっぱりこういう意味だったんだ!」とか、「想像してた感じとぜんぜん違うじゃん」といったことがおきます。

この「やっぱり!」とか「あれ?」という感情があると、単語の定着度や意味の理解度が上がるんですよね。

2回目に意味を調べることで、定着力が早くしかも強化されることを実感します。

これはあくまでわたしの経験ですが、馴染みのない単語をやみくもに暗記しようとするより、一度読んで何度か出会ったことのある単語や「これどんな意味だろう」と思いながら読んだ単語の方が、意味を知ったときのインパクトが大きく意味がすぐに覚えられるという感じがします。

わたしは単語帳で記憶するのが苦手で、市販の単語教材をいくつか試しましたが、毎回挫折してしまいます。

そのため、今では無理に単語帳から暗記しようとはせず、読書から語彙力を伸ばすようにしています。

時間はかかりますが、読書をすることで使える英語が身に付くことを感じますね。

このように繰り返し読むことで、毎回違う収穫物があるんです。

1回目より2回目、2回目より3回目、と繰り返し読むことで、単語や表現の定着度を上げることができます。

繰り返し読むことは反復練習。語彙力を上げることができる!

2.繰り返し読むことで、理解度が深まる

繰り返し読むことで、内容や構文の理解度が深めることができます。

英文に慣れていないと、英語の意味を追うのに必死で内容理解に追いつけず、読んだ内容が頭に入っていないなんてことが起きたりします。

最初は一文一文を読むのに精一杯になってしまうんですよね。

そのためストーリーそのものを楽しむことができなかったりします。

多読を繰り返していくことで少しずつできるようになっていくのですが、同じ本を複数回読むことで内容理解度を上げることができるようになります。

一度読んだ本は内容や概要がわかっているので、英文を目で追っていくのに必死だった1回目より、内容に集中して読むことができるんですよね。

ストーリーそのものを楽しめるようになっていくため、1回目でははっきりとつかめなかった内容が、2回目に読んでみると驚くほど理解ができるなんてことが起きたりします。

たとえば『Charlie and the chocolate factory(チャーリーとチョコレート工場)』が気に入ったとします。

1回目はストーリーを追うのに必死かもしれません。とにかく英文を追うだけで終わってしまうかも可能性もあります。

2回目は、1回目よりストーリーそのものを楽しめる割合が高くなります。

これは1回目の内容が入っている、つまり事前学習したような感じになるため、1回目とは違う視点で読むことができるようになっているんですよね。

最初は100%理解できなかった主人公チャーリーの家庭環境をじっくりと読み込むことができるかもしれないですし、本に散りばめられたウィットに富んだ表現に気づくことができるようになっているかもしれません。

このように、1回目には気づかなかった部分が2回目以降に見えたりすることがあるんですよね。

これはあなたの理解力が上がっている証拠

繰り返し読むことで、自分の成長を感じることができます。

「こんな面白いことが書いてあったんだ」「ココに伏線があったのか」と発見があれば、さらに読むのが楽しくなります。

繰り返し読むことで、理解度が深まる

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デメリット:習得できる英語に制限や偏りが出る

繰り返し読むことによるデメリットはあるでしょうか?

デメリットとしては同じ本しか読まないと、習得できる英語に制限や偏りが出てしまいます。

本には、言い回しなどの著者の特徴があらわれます。

そのため一冊のみを繰り返し読むだけになってしまうと、その著者が使う表現しか触れることしかできません。

同じような場面であっても違う表現の仕方を知ることで、自分の語彙のレパートリーが増えていきます。

だから、さまざまな本を読むといいですよ。

お気に入りの本を見つけたら繰り返し読みつつ、別の本もトライしていくとよいでしょう。

私は2〜3回読むことはありますが、4回以上読んだ本はないです。これは単純に飽きてしまうからなんですけどね。。。

当たり前かもしれませんが、面白くなかった本を繰り返し読むのはやめましょう。

2回目は読むのがつらくなるだけです。

「どの本も2回ずつ読む」といったルールは作らないほうがいいですね。

繰り返し読むのは、あくまでも自分が気に入った本のみ。

気に入った本を見つけたら、その本を何度か読んでみましょう。

気に入った本は繰り返し読む価値アリ!ただし偏りすぎないように。




2回目以降でも1冊としてカウントしてOK!

多読を管理する際に、冊数や文字数で記録を取っている方も多いでしょう。

2回目の場合も1冊とカウントしましょう。

同じ本を読んだときは、1冊にカウントしてOKです。

同じ本だからといって、2回目以降の読書に意味がないわけではないので記録につけて問題ありません。

2回目に読んだときにも多読の学習効果は十分あるので、カウントしましょう。

好きな本を何度も読んで記録を伸ばそう!




まとめ:好きな本に出会えるのは素晴らしいこと!

一度読み終えた本をもう一度読むことで、単語を定着させたり、英文理解力を上げることができます。

気に入った本があったのなら、2回、3回と読んでみましょう。

1回目と2回目の違いを感じるハズ。その違いには自分の成長があらわれます。

違いがわかるとモチベーションにもつながるため、多読を継続しやすくなるといったメリットもあります。

多読を続けていくと、素敵な本に出会えます。

お気に入りの本を見つけたら本棚に並べるだけでなく何度か読んで、英語力をアップさせましょう!

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