本・洋書

忠犬ハチ公の物語を知っていますか?英語で知ろう!英検4級からチャレンジできる『Hachiko』

アフィリエイト広告を利用しています

オックスフォード・ブックワームズのステージ1の『Hachiko: Japan’s Most Faithful Dog』をご紹介します。

ハチは主人が亡くなった後も10年間渋谷駅で主人を待ち続けた忠犬です。

渋谷駅に銅像があるのは有名ですね。

でもハチ公の物語は知っていますか?

ハチは秋田県で生まれ、東京にいる上野教授の元で愛情たっぷり注がれて育ちます。

教授が出勤する時には一緒に渋谷駅まで行き、帰宅時には駅前で出迎えました。

そんなハチの姿を見て、ハチのことを温かく見守る人々。

しかしある日突然、上野教授は帰らぬ人となってしまいます。

それでも主人の帰りを渋谷駅で待ち続けるハチ。

主人を失ったハチはどんな生活が待っているのか。

英語で忠犬ハチ公の真実の物語をたどってみましょう。

1920〜30年の日本の様子も知ることができるのも本書の魅力。

なんと、ハチは当時(大正時代)30円で引き渡されたようです!

ハチ公の物語はハリウッドで映画化もされており、国境を問わず人の心を掴む存在。

Hachiko: Japan’s Most Faithful Dog』をご紹介します!

レベルと難易度 英検4級、TOEIC400点

本書はオックスフォード・ブックワームスという英語学習者用に英語のレベルが編集されている洋書です。

オックスフォード・ブックワームスはレベルが7つに分けられていて、『Hachiko: Japan’s Most Faithful Dog』は、Stage1のやさしいレベルです。ワード数は4,724。

文法は現在形、現在進行形、過去形が出てきます。(→オックスフォード・ブックワームス紹介記事

英タツ
英タツ
英検4級、TOEIC400点からチャレンジできるね!
単語 ★☆☆☆☆
文章 ★☆☆☆☆
ストーリー ★☆☆☆☆
ワード数 4,724

【単語】
中学で学ぶ基本単語で構成されています。

巻末に単語集がついているので、辞書なしでも読めちゃいます!

【文章】
現在形現在進行形過去形が出てきます。

動詞の過去形まで勉強していればチャレンジできますよ。

【ストーリー】
ハチ公の秋田県での生まれから、亡くなるまでの生涯が7章にわたって綴られています。




実際の文章をみてみよう!

実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。(※カッコ内の日本語訳はブログ著者が訳しています。)

1 ハチの名前の由来

They gave the little dog the name Hachiko. Hachi means eight in Japanese, and the dog’s mother had eight puppies. In Japan, eight is a good number, too.
(上野夫妻は子犬にハチ公と名付けました。ハチは日本語で数字の8を意味し、ハチの母親は8匹の子どもを産んでいます。日本では8は縁起の良い数字でもあります。)

ハチ公の名前の理由が書かれています。

“Hachi means eight in Japanese.”などは日本語での意味を説明したいときに使える表現ですね。

「縁起が良い」という表現はa good numberとシンプルに言い表すことができるんですね。

mean 意味する
puppy 子犬

2 見送りと出迎えが日課に

Every day at six o’clock, he jumped over the yard gate and went along the little streets to Shibuya Station.
(毎日6時になると、庭の塀を飛び越えて狭い道に沿って渋谷駅まで行くのでした。)

毎日決まって主人である上野教授を迎えに行ったハチ公。

けなげでかわいらしいですね。

jump over 飛び越える

3 新聞で紹介されて有名に

Three weeks later, there was a story about Hachiko in the Asahi Shimbun, one of the biggest newspapers in Japan. Next to the story there was a photo of Hachiko, and under the photo it said “Japan’s most faithful dog.”
(3週間後、日本で一番大きな新聞社である朝日新聞にハチ公の記事が載りました。記事の横にはハチ公の写真が載っていて、そこには「日本で最も忠実な犬」と書かれていました。)

上野教授の教え子が、ハチの噂を聞きつけ取材をし朝日新聞に記事を載せました。このことでハチ公の存在が日本全国に伝わり、一躍有名となりました。

ハチにとっては水や食事にありつけずツライ時期もあったようですが、新聞に記載されたことで世界がガラリと変わったようです。

faithful 誠実な、忠実な




映画も楽しもう!

本書の最後にも紹介がありますが、ハチのストーリーは映画化されていて、1987年の作品『ハチ公物語』とハリウッド映画『HACHI 約束の犬』の2つがあります。

私は本書を読んだ後、しばらくハチ公の感動の余韻に浸りたくて2作品とも観ました!

『ハチ公物語』は大正時代の日本が描かれているので、風景や服装などが視覚で見ることができて、ハチ公が生きた時代を感じることができました。

ハリウッド映画ではリチャード・ギアが主演をつとめていて、風景などは日本的要素はないものの、HACHIの忠犬ぶりに感動した作品でした。

ハチ公物語

仲代達矢、八千草薫、柳葉敏郎、山城新伍、泉谷しげる、岸部四郎など、豪華メンバーが揃っています。

懐かしい俳優さんを見ることもできて、より感傷的になりました。

『ハチ公物語』視聴できるサイト
U-NEXT
Hulu
Amazonプライム・ビデオ
dTV

HACHI 約束の犬

リチャードギアと秋田犬との間に育まれる愛情に、泣かずにはいられませんでした。

『HACHI 約束の犬』視聴できるサイト
U-NEXT
Hulu
Amazonプライム・ビデオ
dTV




【NEXT STEP!】 『Hachiko』が気に入ったら…

Hachiko』が気に入ったら、おすすめの次のステップはこちら!

続けて日本に関連した本を読もう!
47 Ronin: A Samurai Story from Japan』(stage1)
Japan』(stage1)

元気をもらえる犬の実話でステップアップ!
Red Dog』(stage2)

日本が舞台の作品『47 Ronin』

Stage1のレベルで、日本が舞台となっています。

同じレベルの本を5〜6冊読んでみましょう!読んでいくうちに、英語を読むことに慣れていき、英語力も上がります。

面白いと思った本に近い作品を選ぶと、多読が続きますよ!

英語で読む日本のこと『Japan』

こちらもstage1で、日本の地理や歴史、文化が紹介されています。

「日本ってこんなふうに外から見られてるんだ」という発見もある一冊。

『Japan』レビュー記事があるので、こちらもご覧ください!

私は多読をすることで、改めて日本の歴史や文化に触れるのが好きです。

英語の勉強を通して、日本のことを知ることができるなんて素晴らしいと思いませんか。

あわせて読みたい
【英語多読】日本ってどんな国?英語で読む日本 | オックスフォード・ブックワームスFactfilesシリーズオックスフォード・ブックワームズのステージ1から出ている『Japan』をご紹介します。 本書はオックスフォード・ブックワー...

ステップアップしたいならstage2へ!『Red Dog』

レベルを上げたいなら『Red Dog』にチャレンジ!

犬が主人公の物語。犬好きにはたまらない読書ラインナップです!

Stage1を易しく感じたり次のレベルに挑戦したいと思ったら、『Red Dog』はワクワク楽しめる作品です!

オーストラリアが舞台となっています。

created by Rinker
Oxford University Press, USA