勉強法

TOEICの点数が高くても話せないのはなぜ?【理由は明白】

「TOEICの点数が上がったけど、思うように話せるようにならない」

「TOEIC800以上あるけど、コミュニケーションにはぶっちゃけ自信がない」

TOEICで高得点と言われる点数を取得していても、英語でのコミュニケーションに自信を持てなかったり不安な人はいませんか。

TOEICで高得点を取るための勉強をした人であれば、それが直接のコミュニケーション能力と結びつかないのは当然です。なぜならTOEICとは資格試験であり、コミュニケーション能力を測るものではないから。

しかもTOEICの英語というのは、問題を見てもわかるようにビジネス寄りの英語。
すべての英語力を判断するテストではありません。

TOEICの点数が高くても話せない理由と、解決方法をご説明します。

・リスニングとリーディングしか試されない
・題材やシチュエーションは基本的にビジネス
・コミュニケーションとは双方向のやりとりであるはず
・TOEICは対策すればある程度の点数が取れる

TOEICの点数が高くても話せないのはなぜ?


TOEICで英語の総合力は測れません。

リスニングとリーディングしか試されない

一般的に活用されるTOEICはListening & Readingテストです。Speaking & Writingテストもありますが、こちらはあまり一般的ではないので、この記事ではListening & Readingテストを中心にお話しします。

一般的なTOEICのテストは、リスニングとリーディングのテストなので総合的な英語力を測っているわけではありません。

この事実は明白なはずですが、多くの人がTOEICで総合的な英語力を判断できると勘違いしているようです。
企業もそのように勘違いしている傾向が強いです。英語でコミュニケーションを必要とする企業が求人広告にTOEICの点数を載せていますよね。読む力と聞く力だけをチェックした試験を、その人の英語力と見ている点に偏りがあります。

英語を必要とする求人にTOEICの点数を載せるのは、世界的に見るとめずらしいです。
海外の求人は「Business(ビジネスレベル)」や「 Fluent(流暢)」「Native(ネイティブレベル)」というような表記をするのが一般。その人の英語力は、面接で会話すればチェックできます。

私自身、海外で採用する側にいたことがあります。TOEIC800以上ある人は、自分を「英語力高いです!」と自己主張するものの、職歴を含めた自己紹介を英語で十分にできる人は少なかったです。

リスニングとリーディング力を測るテストで、高得点の人が話せなくても不思議ではありませんね。

題材やシチュエーションは基本的にビジネス

TOEICはビジネス英語をメインにしています。
だから、題材は会議・会社でのお知らせ・上司や同僚との会話が多いですね。

ビジネスで使用するのであればこのようなシチュエーションでの会話を聞いたり読んだりするのはムダにはならないでしょう。

でも様々なシチュエーションに対応できる英語力と言えるかは疑問。

仕事場でもくだらない話や、上司の愚痴を言う事はあります。見ているドラマの話題で盛り上がったり、仕事後に飲みに行く計画を立てることもあります。

TOEICを勉強していて、このようなシーンの英語力が上がっていると感じることはあるでしょうか?会話力の向上を勉強している時点で実感することはあるでしょうか。

「身近なシーンも対応している」とTOEICのウェブサイトには載っていますが、やはり高得点を取るにはビジネスシーンなどTOEICでよく出てくる場面での英語を勉強する必要が出てきます。

私も最初TOEICを勉強すれば総合英語力が上がると思って、一生懸命勉強していた時期があります。でもあるとき、自分が勉強しているのが“TOEIC英語”であることに気づいたんです。私は“TOEIC英語”で高得点を取りたくて英語を勉強しているわけではなかったし、TOEIC900近く取っても自分の会話力に疑問を感じていたので、それ以降TOEICを受験することはやめました。

海外でグローバル企業で就職しましたが、面接で必要だったのはいかに自分を売り込むかであり、TOEICの点数は一切関係なかったですね。

コミュニケーションとは双方向のやりとりであるはず

コミュニケーションは双方向のやり取りであって、一方通行ではありません。それは対面であっても電話でもメールでも変わりありませんね。

その点でTOEICのListening & Readingは一方通行です。

相手の言っていることや書いてある事を理解する能力は、高められるでしょう。

でも話したり書いたりする力はTOEICでは判断されていないので、この話す力と書く力はまったく別です。

よくこんな光景を目にしませんか?外国人と日本人が二人で英語で話している。でも話しているのは外国人ばかりで日本人は相槌を打つのみ。
私は電車やカフェなどでよく目にします。ただひたすらうなずく日本人を。話したかと思えば、一言二言。

このような日本人は聞く力はあるんです。でも話す力が伴っていない。だから頷いたり反応することしかできない。

TOEICの勉強ばかりしていると、こうなりがちですね。

なので「留学経験もないのにTOEIC990取得しました!」と言っている人のコミュニケーション能力には、ぶっちゃけ疑問符が付きます。本人は日本にいながらにしてすごいでしょ!と自慢したいのでしょうが、英語でのコミュニケーション力は低い人が多いのは事実です。

TOEICは対策すればある程度の点数が取れる

TOEICは資格試験なので、独自の特徴があります。試験の構成はTOEIC独特ですね。
だから、TOEICで高得点を取りたかったらある程度の対策をとると、めちゃくちゃ英語力が高くなくても満点を取るという事は可能です。

一方で、ネイティブが満点を取れるかというと必ずしもそうではありません。

私が英会話講師をしていたとき、こんな状況を目にしたことがあります。
TOEICのスコアは800点台でも海外暮らしが長い日本人講師は話す力が高く、TOEIC900点以上あっても留学経験のない講師は話し方がぎこちない。

会話力がTOEICの点数と比例していない一例です。

では何をしたらいい?


向上させたいスキルにフォーカスします。そしてその練習をひたすらするのみ。

話せるようになりたいのなら、話す練習をしましょう。
書きたいのであれば、ライティングの練習をしましょう。

私は話すことが好きだしその力を保っていたいので、毎日オンライン英会話を受けています。

TOEICはあくまでも資格試験の一つ。
TOEICのスコアが高い=話せる、という考えから一歩抜け出しましょう。

自分が欲しいと思うスキルを徹底的に練習すれば、その能力は伸びます。

TOEICの点数が高いのに、話せない人がいる理由はもうわかりましたね。
自分が必要とする英語力とは何かを考えて行動してみれば、話せるようになります。