洋書多読

多読 超初心者に最適なのは日本昔話! 桃太郎, 鶴の恩返しetc

洋書を読みたいけど「内容が重いものや難しいものはイヤ。なんか気軽にさくっと読みたいな~」と思っているときに、日本昔話を英語で読める本を見つけて読んでみました!

ラダーシリーズの「日本昔話1(Long-ago Stories of Japan)」です。

昔話って今も昔もずっと読み継がれてきて、愛されている物語がいっぱいありますよね。

「日本の昔話ならなじみがあるし、そもそも子ども向けの内容なので英訳された本でも難しくないはず。」と思って読んでみたら、めちゃくちゃ読みやすい

多読をスタートしてみたい方や、多読を始めたばかりの方にオススメです。

ラダーシリーズの「日本昔話1(Long-ago Stories of Japan)」には、5つのお話が載っています。ラインナップはこちら。

・桃太郎
・鶴の恩返し
・かちかち山
・花咲か爺さん
・一寸法師

超定番が集結しています!

英語レベルの難易度

ラダーシリーズの「日本昔話1(Long-ago Stories of Japan)」のレベル1では、中学レベルの英語で読めるとされています。

実際に読んでみて、物語そのものが複雑ではないので非常に読み易いと感じました。

単語って「そういえばこれって何ていうんだろう?」っていうことってありますよね。単語そのものは難しくないけど、学校では習わない日常単語がこの本ではたくさん出てきます。

多読は、読みながら語彙力を増やすことができるので、この日本昔話はおすすめですよ。

それぞれのお話から、実際に使用されている単語や表現を見てみましょう。有名なフレーズや場面からピックアップしました。

桃太郎 Momotaro

桃太郎はこの一文から始まります。

Long, long ago somewhere, there lived an old man and woman.
(むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。)

昔話の定番の出だしと言えば「むかしむかしあるところに~」ですね。

ラダーシリーズの桃太郎では、「むかしむかしあるところに」を“Long, long ago somewhere,”と表現しています。

よく使用されるフレーズには、他にこのような表現もあります。

“Once upon a time”

こちらもよく使われる表現です。

鶴の恩返し The Crane Gives Back

But you must promise me one thing.
(一つ約束を守ってください。)
Never look into that room when I’m weaving.
(私が機織りをしている間決して部屋をのぞかないでください。)
This is very important.
(とても重要なことです。)
Please promise.
(約束してください。)

鶴の恩返しの核ともなる場面です。

promiseは「約束する」という意味です。2回出てきていますね。

You must promise me one thing.
(一つ約束を守ってください。)

Please promise.
(約束してください。)

こんな風に、日常会話でも約束して欲しいときに使うことができます。

2行目の文を見てみましょう。

Never look into that room when I’m weaving.

Neverは「決してxxしない」という意味。

Never look で「絶対に見ないで」と言っています。

絶対に見てはならないという鶴のお願いが、ここでハッキリと表現されていますね。

かちかち山 Kachi Kachi Mountain

“Say, Rabbit, what’s that ‘crackle, crackle’ sound?”
(ねえ、うさぎさん、「パチパチ」という音はなんだい?)

カチカチと火打ち石の音が鳴った後に、パチパチとたきぎが燃えている場面です。

パチパチという擬音語はcrackle, crackle(クラックル、クラックル)と訳されています。

crackleには「パチパチと音を立てる」という意味があります。

冒頭のSayという表現も見てみましょう。
sayと言えば「言う」という意味を知っている人は多いと思います。しかしここでの使い方は、「呼びかけ」です。
「ねえ」とか、「あのさ」といった感じですね。

この「呼びかけのsay」は小説に頻繁に出てきますし、日常会話にも登場する使い方です。ぜひ実際に使ってみましょう!

花咲か爺さん Grandfather Flowers

Hoe here! Arf! Arf! Hoe here!
(ここ掘れワンワン!)

花咲か爺さんといえばこのフレーズ。「ここ掘れワンワン!」

hoeは「くわで掘る」という意味です。
Arf! Arf!はワンワンですね。

動物の鳴き声を日本語と英語で比べてみると面白いですが、本を読んでいるとこんな風に自然に出会うことができます。

一寸法師 Issun Boshi

The demon dropped his magic hammer!
(鬼が打ち出の小槌を落としていったわ!)

ここでは使用されている単語を見てみましょう。
demon:鬼
magic hammer:打ち出の小槌

鬼や打ち出の小槌をdemonmagic hammerと表現されると、なかなか日本的なものを想像しにくいかもしれないですね。でもそれが日本昔話を英語で読む醍醐味だったりします。

おすすめの読み方

まだ英語を読むことに慣れていない方にとって、実は英文を読むってかなり大変なことなんです。一見やさしそうに見える英文でも、読み進めようと思うと予想以上に時間がかかってしまうなんてことも。中には、英語を読むこと自体がつらくなって初期の段階で多読をやめてしまう人も多いです。

「日本昔話1(Long-ago Stories of Japan)は、難易度が高くないですし、一話が長くありません。実はこれ、多読初心者にはとても良い条件なんです。

もうすでに話の内容を知っている物語がほとんどだと思いますので、内容理解に苦しむ事は少ないはず。そして、長すぎないのでちゃんと読みきることができる

英語の本は一冊も読んだことがないという方にこそ、おすすめしたい本です。

ここでは私がおすすめする読み方を、ご紹介します。

それは、一日に一話読むこと。

この難易度で一日一話を毎日読み進めると、かなり良いペースで読めると思います。また、洋書を読む訓練になります。

ここはちょっとがんばって、一話を一日で読んでみましょう。

5話収録されているので、5日間連続で読めたらしめたもの。読了した感動に加えて、さらに読みたいというモチベーションが生まれるかもしれません。

ラダーシリーズではレベル1で日本昔話が他に2冊出ています。続けて読んでいくといいですよ。

日本昔話2
「金太郎」「浦島太郎」など、14話が入っています!

 

日本昔話3
「一休さん」「おむすびころりん」をはじめ、13話が楽しめる!

短編を読むのは、多読初心者にうってつけ。毎回「読了した」という感覚があると継続しやすいです。ラダーシリーズの日本昔話は、多読スタートにはちょうどいいボリュームですね。

難しくないので、ぜひチャレンジしてみてみましょう!