児童書

【英語多読】『What Is LEGO?』毎年190億個のブロックが製造されている!レゴの豆知識がいっぱい

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アメリカの児童書『What Is LEGO?(レゴって何?)』をご紹介します。

本書は「What Was?」シリーズの一つで、アメリカの出版社Penguin Workshopから出ている児童書です。

英タツ
英タツ
レゴは子どものころよく遊んだなぁ!

レゴはブロック玩具ですが、大人向けのセットもたくさんありコレクターがいるほど、世界中で老若男女から親しまれ愛されているおもちゃです。

レゴで遊んだことはあっても、レゴという会社を知っている人は多くはないのではないでしょうか。

レゴはデンマークのビルンという小さな町で生まれました。

オーレ・キアク・クリスチャンセンという腕のいい大工が、木製玩具を作り始めたのがレゴの歴史の原点となります。

世界大恐慌を生き抜き、第二次世界大戦時にビジネスを拡大し、プラスチックの登場で転機が来て、世界中で人気となったレゴ。

今では、毎年190億個のブロックが製造されてるのだとか!

レゴの豆知識がいっぱいで読み出したら止まらない『What Is LEGO?』をご紹介します!

レベルと難易度


「What Was?」シリーズは英語ネイティブの8〜12歳が対象となっていて、世界のものごとを学ぶことができます。「What Was?」シリーズ紹介記事

英タツ
英タツ
英検準2級、TOEIC500からチャレンジできるね
単語 ★★☆☆☆
文章 ★★☆☆☆
ストーリー ★★☆☆☆

【単語】
やさしい英語で読むことができます。

【文章】
複雑な構文は出てこず、一文が長い文章もないため、リズムよく読んでいくことができます。

【ストーリー】
章ごとにテーマが分かれているため、わかりやすいです。

実際の文章をみてみよう!


実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。(※カッコ内の日本語訳はブログ著者が訳しています。)

おもちゃ作りのきっかけ

One bright spot even during the Depression was that people kept on buying Ole’s painted wooden pull toys.
(大恐慌のさなかでも明るく輝いていた唯一のことは、オーレのカラフルな木製玩具の引っ張るおもちゃが売れることでした。)

お金がなくても子どもにおもちゃを買ってあげたいと思うのが親の心。

もともと創業者のオーレは、ハシゴや、家具、アイロン台などを作っていましたが、大恐慌時にはまったく売れなかったようです。

そこでオーレは家具づくりから、木製玩具作りにシフトしていきました。

the Depression 世界大恐慌

名前の成り立ち

He based it on the Danish phrase leg godt, which means “play well.” Ole combined the first two letters of each word to make up a name for his company …LEGO.
(オーレは「よく遊ぶ」という意味のleg godtというデンマーク語を使うことにしました。それぞれの単語の最初の2文字をくっつけて、会社の名前にしました。LEGOです。)

レゴは”leg godt”というデンマーク語の単語の頭文字2文字をとった造語だったんですね。

make up 考え出す
combine  結びつける・合わせる

フィギュアも成長しました

Among all the minifigures, there are over six hundred different facial expressions. Sometimes a minifigure has more than one expression!
(すべてのミニフィギュアは600以上の種類の表情があります。中には一体に2つ以上の表情を持っているフィギュアもあるんです!)

1974年に初めて人型のブロックができました。当時は動く腕や脚がないフィギュアでした。

今ではフィギュアの数が増え、顔の表情だけでも600種類以上あるとのこと。すごい数ですね!

among 〜の中で
facial expressions 顔の表情

『LEGO』の魅力!

オーレはモノづくりに対して、常にベストを求めました。

大恐慌や戦争など決して順風満帆とは言えない社会情勢に負けない姿勢を持っていました。

私は、オーレのモノづくりへの考えが今のレゴの品質につながっていると感じました。

というのも、コロナ禍でのお家時間にレゴのアーキテクチャーシリーズを買って遊んだのです。

購入したのは“自由の女神”と“エンパイアステート・ビルディング”。

どちらもおしゃれなデザインなのですが、見た目だけでなく細部まで忠実に再現しているのに驚きました。

たとえばエンパイア・ステートビルディングは中のエスカレーターまで組み立てるんです。完成したら見えない場所なのに!

組み立てる工程そのものも楽しめる作りになっていて、LEGOはブロック玩具の領域を超えているなと感じました。

こちらはレゴが掲げる開発の10ヶ条です。

1. Unlimited play potential …
2. Fun for boys and girls
3. Fun for every age …
4. Year-round play
5. Healthy, quiet play
6. Long hours play
7. Development of imagination and creativity
8. The more LEGO, the greater the value
9. Extra sets always available
10. Quality in every detail

1. 無限の可能性 (中略)
2. 女の子も男の子も遊べる
3. どの年齢でも遊べる  (中略)
4. 1年中遊べる
5. 健全で穏やかな遊び
6. 飽きがこない遊び
7. 想像力と創造力を伸ばす
8. 使うほどに遊びの価値が増す
9. 常に追加ブロックの購入が可能
10.細部まで高品質

まさに、このルールに沿って商品が生み出されているんだと納得しましたね。

子どもも大人も遊べて、健全で、想像力を掻き立てるおもちゃは、レゴ以外ないかもしれませんね。

世界中にレゴファンがいるのもうなづけます。

まとめ:

『What Is LEGO?』は、レゴの人気の秘密がわかります。

レゴは男女も年齢も関係なく遊べて、ルールもないのでブロックさえあれば遊べてしまいますよね。

レゴの魅力がよくわかりますし、ユニバーサルに使える汎用性の力強さを学びました。


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