英語を学びながら歴史や文化も一緒に理解できたら、一石二鳥ですよね。
そんな欲望を叶えてくれるのが、児童向け伝記シリーズ『Who Was…?』です。
今回はその中からアメリカ「建国の父」のひとりであるジョージ・ワシントンの伝記『Who Was George Washington?』をご紹介します。
ジョージ・ワシントン

ラシュモア山(一番左がワシントン)
ジョージ・ワシントンは、アメリカの歴史を語るうえで欠かせない人物。
ラシュモア山にその顔が刻まれ、1ドル札や25セント硬貨にも描かれるほど、今も国民から深く尊敬されています。
アメリカ独立のために第一線で活躍したワシントン。皆から慕われたリーダーでした。
しかし威厳に満ちた姿の裏には、本当は気が弱い一面があったり、母親からの愛情を受けられず育った過去があったり、さらには10代から入れ歯を使っていたといった一面もありました。
そんなジョージ・ワシントンの人生を「やさしい英語」でたどりながら、アメリカ建国の歴史にも触れていきましょう!
レベルと難易度 – 英語ネイティブの児童レベル
本書は英語ネイティブの8〜12歳が対象です。
[chat face=”b4fd3e3035bd6359f29cfdaac79894c6-1.jpeg” name=”英タツ” align=”left” border=”none” bg=”gray”]英検2級、TOEIC550からチャレンジできるね[/chat]
| 単語 | ★★☆☆☆ |
| 文章 | ★★☆☆☆ |
| ストーリー | ★★☆☆☆ |
(※レベルは目安です)
スマホがあれば、試し読みができるので、チェックしてみてください!
実際の文章をみてみよう!
実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。
ジョージ・ワシントンの逸話:「桜の木」は作り話だった?
MANY GENERATIONS OF SCHOOLCHILDREN LEARNED THE STORY OF GEORGE WASHINGTON CHOPPING DOWN A CHERRY TREE ON HIS FAMILY’S FARM. WHEN HIS ANGRY FATHER ASKED WHO HAD DONE SUCH A TERRIBLE THING, GEORGE CONFESSED RIGHT AWAY. “I CANNOT TELL A LIE,” HE SAID. “PA, IT WAS I WHO CHOPPED IT DOWN.” THE STORY SHOWED HOW HONEST GEORGE WAS, EVEN AS A SMALL BOY. THE STORY, HOWEVER, WAS ENTIRELY MADE UP.
ジョージ・ワシントンが正直者だったことを伝えるエピソードです。
“MANY GENERATIONS OF SCHOOLCHILDREN LEARNED THE STORY OF GEORGE WASHINGTON…”とあるのでこの逸話は有名なんですね。
アメリカの小学校で学習する内容を知ることができて面白い箇所です。
ワシントンが正直者であることを伝えるエピソード。
桜の木を切ってしまったワシントンは父親にウソをつくことなく正直に自分がやったことを告白します。
でもこの逸話、実は作り話だったよう。偉人あるあるですね!
マイルール:人前でシラミは潰さない
He also wrote himself a long list of rules about good manners. One of the rules was about not spitting into a fire while meat was being cooked in it! Another rule was to avoid killing fleas and lice in the presence of other people.
若い頃、上流階級の人々との付き合いが増えていき、守るべきマナーについてのリストを作成したワシントン。
その内容は・・・「肉を焼いている薪日にツバを吐かない」とか「人前でシラミを潰さない」
えええ?!
今の感覚からすると信じられないですよね!18世紀のアメリカってどんな世の中だったんでしょう。
アメリカ vs イギリス 過酷な戦いだった!
Many were dressed only in rags. Some had no clothes at all, just a tattered blanket. Sometimes a soldier had to borrow someone else’s rags to go on duty. Officers who had shoes poured whiskey in them to prevent frostbite. Common soldiers often went barefoot. Washington
独立宣言後のイギリスとの対決。アメリカにとっては、軍事力や資金は十分ではありませんでした。
ワシントンが率いた兵士は、満足な靴もなく、ボロ切れを纏って戦っていたようです。
勝利の背景には、過酷な戦いがあったことがわかります。
【もっと深掘り!】ドラマでリスニング力もUP!
映画やドラマを観ることは、英語のリスニング力を高めるのにも効果的です。
本で知識を深めたあとは、ジョージ・ワシントンが登場する作品を観て、リスニング力と理解度を同時にレベルアップさせましょう!(2025年5月の情報です。最新情報は各サービスでご確認ください)
ワシントン アメリカ初代大統領

ワシントン
ヒストリーチャンネルのドキュドラマです。
ジョン・アダムズ:ジョージ・ワシントンの貫禄!
アメリカ独立の立役者ジョン・アダムズの人生を描いた歴史ドラマ『ジョン・アダムズ』。ジョージ・ワシントンも重要な役どころとして登場します。
ワシントンはガタイが良くてカリスマ性があります。ちょっと寡黙でシャイな感じも演じられてて、せっかくの大統領就任式では宣誓の声が小さいんです(笑)
このドラマは、U-NEXTとAmazon prime videoで視聴できます。(※2025年時点の情報です。最新の配信状況は各サービスの公式サイトをご確認ください)。
私はAmazon primeで観ましたが、ドラマならではの臨場感で、当時の空気感や人々のやりとりがリアルに伝わってきました。
『ジョン・アダムズ』で学べる単語リストをご紹介している記事はこちら!ドラマで知識を深めたい方はぜひご覧ください!
ハミルトン
アレクサンダー・ハミルトンが主役のミュージカル。
ここでもワシントンの圧倒的な存在感は目を惹きます。第一代アメリカ大統領としての威厳があります!
Disney+で視聴できます。私はハミルトンをブロードウェイで鑑賞したくなっちゃいました!歌詞を聞き取れるレベルにまで英語力をアップさせないといけないですね。モチベーションアップです!
【NEXT STEP!】次はこの本にチャレンジ!
ジョージ・ワシントンと関連のある人物や出来事を読んでいきましょう!
トーマス・ジェファソン
ジョージ・ワシントンは軍を先導することを得意とする一方、トーマス・ジェファソンは、民衆対して大きく声をあげたりするのが得意ではなく、また戦術に長けた人物でもなかったようです。人を率いる力こそなかったものの、文章を書くことには優れており「アメリカ独立宣言」を起草しています。一見立派な人物に見えるのですが、実際は矛盾を抱えた人生を送っており、後世では批判の対象になっています。彼の人生をあなたはどう見ますか・・・?
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ベンジャミン・フランクリン
アメリカ建国の父の一人であるベンジャミン・フランクリン。年長者として頼られる存在でした。ワシントンも国づくりにおいて、いろんな相談をしたんじゃないでしょうか。フランクリンは政界で活躍するだけでなく、楽器や暖炉を作るなど発明家でもありました。フランクリンの生涯はワクワクに満ちていて憧れます!
アレクサンダー・ハミルトン
銀行を設立します。
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独立宣言
ボストンティーパーティ

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ラシュモア山


















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