【英語で学ぶ偉人伝】ハリー・フーディーニ アメリカ伝説の脱出王|英検2級レベル

児童書

英語多読にチャレンジしたいけれど、どんな本から始めればいいか迷っていませんか?

そんな方におすすめなのが、児童向け伝記シリーズ『Who Was…?』です。

様々なジャンルの人物が紹介されていて、英語力を高めながら歴史を学べるのが特徴のシリーズです。

今回ご紹介するのは、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍し、「脱出王」の異名を持つ天才奇術師、ハリー・フーディーニを扱ったWho Was Harry Houdini?です。

ハリー・フーディーニ

ハリー・フーディーニは子供の頃から手品で舞台に立ち始め、やがて手錠や拘束具からの脱出を得意とするイリュージョニストへと成長していきます。

地元の警察に「手錠をかけて留置場に入れてほしい」と自ら頼み込み、数分後にはケロッと外に出て警察官を驚かせました。その驚きを新聞に載せてもらうことで、巧みに知名度を上げていったのです。

挑戦はどんどん過激になっていきます。

水で満たした輸送用のミルク缶に自らを閉じ込めたり、鎖で体を縛られたまま橋の上から川へ飛び込んだり。誰もが「不可能」と思うような状況からの脱出に次々と挑み続けました。

そのあまりの凄さに、マネをして命を落とす人まで現れたとか。テレビなら「絶対にマネしないでください」のテロップが出るやつですね。

ただ、派手なスタントの裏には鋭い知性と地道な訓練、そして綿密な準備がありました。度胸だけでできるものでは決してなかったのです。

その人気は今も衰えず、フーディーニを題材にしたドラマが制作されるなど、現代でも多くのファンを魅了し続けています。

アメリカの小説では「フーディーニのように脱出した」「フーディーニみたいにすり抜けた」といった表現が登場することもあるほど、彼の名はひとつの”比喩”として文化に根付いています。

デュア・リパという歌手に『Houdini』っていうヒット曲があるのですが、恋愛の中で「私、フーディーニみたいに消えちゃうわよ」って歌ってる曲なんですよね。

児童書『Who Was…?』シリーズに選ばれるほどの人物、フーディーニ。

日本ではあまり知られていませんが、アメリカでは若い世代にまで広く親しまれています。私自身、Dua Lipaの曲を聴くまでその名前を知りませんでした。

しかし本書を読んで、フーディーニが並外れた努力家であり、技術が進歩した現代と比べても色褪せないパフォーマンスをしていたことを知り、今もなお高い知名度を誇る理由に深くうなずけました。

聴衆を驚かせるために常に新しいトリックを生み出し続け、さらに舞台にとどまらず、まだ黎明期にあった映画制作にまで挑戦したフーディーニ。その生涯は、失敗を恐れずに挑み続け、前へ前へと進むことのかっこよさを教えてくれます。

そんな彼の死は、あのフーディーニらしからぬ、というか、ある意味で最も驚きに満ちた最期でした。

スマホがあれば、試し読みができるのでここでチェック!

英語の難易度 – 英検2級・TOEIC550

本書は英語ネイティブの8〜12歳が対象です。

英検2級、TOEIC550からチャレンジできるね!

単語 ★★☆☆☆
文章 ★★☆☆☆
ストーリー ★★☆☆☆

(※レベルは目安です)

英語多読で教養を身につけられるWho wasシリーズ!最高におすすめなワケ
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実際の文章をみてみよう!

実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。

自分ブランディング“スケープアーティスト”

Harry Houdini (pronounced hoo-DEE-nee) didn’t even really like the word “magician.” He preferred to call himself an “escape artist.” He said he could break out of anything—handcuffs, jail cells, straitjackets, chains, padlocked boxes, iron cages, anything!
(Harry Houdini(発音はフーディーニー)はマジシャンという言葉はあまり好きではありませんでした。自分自身を「スケープ・アーティスト」とすることを好みました。どんなものからでも脱出できると言っていました。手錠、牢屋、拘束衣、チェーン、南京錠で閉ざされた箱、鉄格子、なんでもです!)

フーディーニは手品師でもありました。しかしマジシャンと呼ばれるより、今まで誰もやっていなかった「スケープ・アーティスト」として認識されたいと思っていたんですね。

彼は目立ちたがり屋で、自分のブランディングに関してかなりのこだわりを持っている人でした。

映画にも挑戦

Harry’s first movie was called The Master Mystery. It opened in theaters in 1919. It was a serial. That meant it was shown in weekly installments, instead of all at once—more like a television show than a movie.
(ハリーの最初の映画は『The Master Mystery』といい、1919年に劇場で公開されました。それは連続活劇(シリアル)で、映画のように一度にすべてが上映されるのではなく、毎週少しずつ公開されました。つまり、映画というよりはテレビ番組に近い形式でした。)

舞台で活躍し続けたフーディーニでしたが、映画にもチャレンジします。

この『The Master Mystery』は日本でも公開されたようです。

世界大戦中、兵士に向けて手錠の外し方を教える


Harry did shows all across the United States to raise money for American troops. Not only that, he also performed for thousands of soldiers. He did shows for the wounded in army camps. He even taught classes for soldiers before they went off to war, showing them how to escape from German handcuffs and locks.

(ハリーは、アメリカ兵のための資金を集めるために、全米各地で公演を行いました。それだけでなく、何千人もの兵士の前でパフォーマンスを披露し、軍のキャンプでは負傷兵のためにもショーを行いました。さらに、出征前の兵士たちに向けて講習も開き、ドイツ製の手錠や錠前からの脱出方法を教えていました。)

ハリーは戦争に兵隊として協力したいと思っていましたが、年齢(当時40代)の制限もあり参加が認められませんでした。

そこで、ショーで資金集めをしたり、手錠を外す技術を兵士に教えていました。

【NEXT STEP!】次はこの本にチャレンジ!

フーディーニに関連するトピックを読んでいきましょう!

エリス島

フーディーニはハンガリーからの移民。彼も家族とともに船でニューヨークに降り立ちます。

当時ハンガリーからの船旅は相当に大変だったよう。

エリス島の歴史は当時の人々のアメリカに対する憧れや希望と移民を受け入れる混乱が渦巻いて、エネルギーに満ち溢れています。

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ライト兄弟

空を飛ぶことにも興味を持ったフーディーニ。

オーストラリアまでのフライトを経験した後、ライト兄弟と面会しています。

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第一次世界大戦

フーディー二が活躍していた頃、第二次世界大戦が勃発していました。

戦争で家族を失った人たちに向けて、マジックショーで寄付金集めや軍の資金あつめなどをしていました。

アメリカ兵に対して、手錠からの抜け出し方を教えたりして、アメリカに積極的に貢献していました。

セオドラ・ルーズベルト

ルーズベルト元大統領にも面会しトリックを披露しています。

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チャップリン

チャップリンとも交流があったようです。

フーディーニをテーマにしたドラマ

フーディーニ&ドイルの怪事件ファイル

フーディーニとドイルがコンビで難事件に挑むミステリー。

フーディーニ 幻想に生きた奇術師

エイドリアン・ブロディ主演の波乱に満ちた伝記ミニシリーズ。

徹底検証!天才奇術師フーディーニの謎

脱出マジックの秘密に迫るドキュメンタリー&ドラマ形式

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