効果的なシャドーイングの方法をご紹介します。
シャドーイング(Shadowing)とは、聞こえてきた英語のすぐあとを追って、同じ音声を発するという勉強法。
学校の授業でやるような繰り返す「リピート」とは異なり、シャドーイングでは、聞こえてくる英文のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけるように音声のマネします。
英語を聞きながら同時に英語を口に出すため、通訳訓練に取り入れられていて慣れるまでちょっと難ししく感じる学習法です。
英語のリズムに慣れ、リスニング力と発音の向上が期待できる学習方法とされています。
これからシャドーイングをスタートしてみるなら意識ポイントを知っているだけで効果を実感できます。
もしシャドーイングをやっているけど効果を感じられないのであれば、ポイントを見落としてるかも。
正しく行う必要があるので、意識するポイントをチェックしてみましょう。
シャドーイング効果を出すために意識することをお伝えします。
効果を出すために意識すること
1. 自分が話しているように話す
2. 知らない単語は調べる
3. ついていけない箇所は特訓する
1. 自分が話しているように話す
最初は音声についていくだけで必死になります。
何度か繰り返しているうちに慣れてい久野で慣れるまで続けましょう。
きれいにシャドーイングできるようになったら、ぜひ意識してやってほしいことがあります。
それは、自分が話しているかのように話すことです。
シャドーイングは慣れてきたり集中力がなくなってくると、ただ音声を繰り返しているだけになってしまいがちです。
ただ音声の後についていくだけでも効果はありますが、自分が話しているつもりになると、効果が出ます。
もし内容が会社でのプレゼンの内容なら自分がプレゼンしているように演技をしてみましょう。
友達とウワサ話をしている場面なら、アメリカ人の友達とウワサ話をしている情景を思い浮かべながらしてみてください。
シャドーイングをしても効果を実感できていないのなら、ぜひ演じてみるということをやってみてください。
2. 知らない単語、熟語は調べる
意味のわからない単語や熟語ができてきたら、必ず意味を調べましょう。
はっきりとは意味はわからないけど、なんとなくこんな意味かな?というような意味が曖昧な単語が出てくることがあると思います。
なんとなく繰り返しても、確固たる英語力として身につかないので、シャドーイングする文章や単語の意味はわかるようにしましょう。
3. ついていけない箇所は特訓する
シャドーイングをしていると、最初は口がついていけないと思います。
何度か繰り返しているうちに、言えるようになっていきます。
それでも苦手箇所というのが出てくることがあります。
特に音がリンキング(音をつなげて発音すること)して、口がもつれるほど速くなる時です。
例えば私の場合、最近のシャドーイングではこの文章がうまく言えませんでした。
教材は英検1級の過去問リスニングを使用しています。
you’re entitled to….
If it is less than $5,000…
文章を目で追うとなんてことない文章ですが、ここの箇所は0.01秒くらいで一気に発音するんですよね。
音声のようにきれいに言えないので、この部分だけ何度も練習しました。
うまくシャドーイングできない部分をそのままほったらかしにしても、上達できないので、言えていない部分は集中的に練習するようにしましょう。
シャドーイングはまず2週間やってみよう!
シャドーイングはすぐに効果が現れるわけではありません。
続けてみて1ヶ月後2ヶ月後に効果を実感する場合もあります。
通訳トレーニングに使われている勉強法なので、英語上級者であってもやっている勉強です。
根気よく続けてみましょう!