フリーダ・マクファデンによる心理スリラー小説『The Housemaid』をご紹介します。
『The Housemaid』は、2022年に出版された心理スリラー小説。
“housemaid”ってことは「家政婦はみた」的な?って想像しちゃいませんか。本書に出てくる家政婦は、市原悦子のようなおばちゃんではありません。ミリー(Millie)という若くて綺麗な女の子が出てきます。そして市川悦子のように、事件の推理や事実を暴いたりもしません(笑)
『The Housemaid』は、ニューヨーク・タイムズやUSAトゥデイのベストセラーリストにランクインし、TikTokやInstagramなどのSNSでも話題となりました。
私はSNSに影響されて手に取ったのですが、あまりの面白さに寝る前の読書時間でなかなか寝落ちができず寝不足の日が続きました。
英語で本を読むのって日本語の本を読むより集中力が必要なので、30分以上読み続けるのが大変だったりするのですが、『The Housemaid』は面白すぎて2時間ぶっ通しで読んだほどです。
心理スリラーやサスペンスが好きな方には、ぜひおすすめしたい一冊。『The Housemaid』をご紹介します!
あらすじ
主人公のミリー・キャロウェイは、逮捕歴を持ち車中生活を送るほど生活に困窮していました。
ようやく見つけた仕事は、住み込み家政婦。裕福なウィンチェスター家で新たな人生を始めるチャンスを得ます。
しかし、雇い主のニーナ・ウィンチェスターは、魅力的でありながらも気まぐれで、ミリーに対して理不尽な要求や奇妙な行動を繰り返します。一方、ニーナの夫アンドリューはハンサムでとても優しく、ミリーはどんどん惹かれていきます。
しかしウィンチェスター家にはある秘密が、、、
ミリー、ニーナ、アンドリューの関係性やパワーバランスが常に変化し、次に何が起きるのか予測不可能。
誰が誰を殺したのか、、、
そして一番ヤバい奴は誰なのか。。。
続編も読みたくなるほどの面白さです。
レベルと難易度 – 英検準1級・TOEIC850
読みやすい英語で書かれています。
単語 | ★★★★☆ |
文章 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
(※レベルは目安です)
実際の文章をみてみよう!
実際に出てくる英文を見てみましょう。
冒頭
If I leave this house, it will be in handcuffs. I should have run for it while I had the chance. Now my shot is gone. Now that the police officers are in the house and they’ve discovered what’s upstairs, there’s no turning back.
プロローグです。
この独白は誰がしているのか、、、想像しながら読むことになります。
【NEXT STEP!】次はこの本にチャレンジ!
『The Housemaid』はシリーズで全3冊あります。全話コンプリートしたくなる面白さです!