英語ビジネス書『The Culture Map』をご紹介します。
外国人が一人でもいる環境で働いているならマストで読むべきビジネス書です!
日本の文化は世界から見ると特殊なんです!
外国人と仕事をしていて「なぜかうまくいかない」「スムーズにことが運ばない」と感じていませんか?
私は会社はアメリカの会社に勤めており、所属しているチームはシカゴを中心に構成されています。
私は本書を読むまで英語ネイティブに対して憤りを感じていました。
というのも会社の共通言語は英語であるため、英語ネイティブは言語面では仕事をする上で非常に有利なんです。
アジアチームと仕事をする時、アメリカの同僚はアジアの文化を理解しようとする姿勢すら見せない人が多いと感じていたんです。自分たちが世界の中心だと思ってるかのようなんですよ。
非英語ネイティブたちが英語を使って仕事する大変さなんぞつゆ知らず、相手の文化への配慮がないのが腹立たしかったんです。
「アメリカ人は言語面でラクしてるんだから他国の文化を理解することぐらいしろよ」と正直思ってました。
しかし、本書を本でその考えは180度変わりました。
異文化理解をすべきは私自身だったのです。
本書ではアメリカ、ヨーロッパ、アジアの国からいろんな例を出して文化の違いを説明しています。
そして“日本”がよく例に出されていることに気づきました。
そう、日本ってちょっと特殊なんです。独特の慣習や文化を持っているのが日本なんです。世界から見ると日本の価値観や文化って理解しにくいんですよ。
例えば「空気を読む」というのは非常に日本的で言葉ではっきり伝える文化出身の人からするとわかりにくい概念なわけです。
それだけ日本の労働文化や価値観が海外から見ると特殊なものに見えるのでしょう。
少数派に属している特殊な文化の中で生きている私たち日本人こそ、異文化を理解することで仕事がしやすくなるんです。
もちろん日本人だけが努力をするべきだとは思いません。これは外国人と仕事することがある地球人全員が読むべきです。
本書を読むべきはアメリカ人ではなく私自身だったと前述しましたが、アメリカの同僚にも読んでもらいたいと思っています(笑
外国人と仕事をしていて「なぜかうまくいかない」「スムーズにことが運ばない」と感じているなら本書がその理由を教えてくれるかもしれません。
【レベルと難易度】 英語ネイティブ大人が気軽に読める
単語 | ★★★☆☆ |
文章 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
※レベルは目安です
洋書にチャレンジするのが不安なら・・・
約300ページあるので、英語で読むにはハードルが高いと感じることもありますよね。
そんなときはオーディオブックと一緒に読むのがおすすめです!
オーディオブックと一緒に読んでみる
音声を聞きながら本の文字を追って読んでいきます。
リスニングの強化もできて、本の内容も学習できる最高の読書方法です。
日本語訳『異文化理解力』を先に読む
日本語訳の『異文化理解力』を読んでみるのもおすすめ。内容が分かってから英語にチャレンジすると読みやすさが格段に上がります!