みなさん、こんにちは!多読が大好きなケイコです。
今回は、中学英語から読めるラダーシリーズ・レベル1から、芥川龍之介の「鼻」を英語に翻訳した「鼻(The Nose)」をご紹介します。
芥川龍之介の「鼻」を読んだことがある人はもちろん、読んだことのない人も楽しめます。
日本の文学作品を英語で読むってなんだか不思議な気分になるんですよね。
ラダーシリーズでは日本の文学作品も読みやすく編集がされていて、多読初心者の方にオススメ。
英語の難易度
「鼻」はラダーシリーズのレベル1で、中学英語レベルで読むことができます。
難易度
単語:★☆☆☆☆
文章:★☆☆☆☆
日本文学を英語で楽しむ!
主人公は池の尾の僧侶Zench(禅智内供)。お坊さんの暮らしなどの描写は日本のものなので、親しみがありつつもそれを英語で読むのが面白いです。
「英語だとこんな風に表現するのか」といった発見もありますよ。
舞台が日本だと背景がわかっているので、外国が舞台のものより読みやすかったりします。ラダーシリーズでは日本の文学作品を編集している作品がたくさんありますので、英語を読むことに疲れている場合は、日本の英語訳を選ぶといいですね。オススメです。
多読初心者で、鼻を日本語で読んだことがない方は、ストーリーを追っていくのに必死になるかもしれません。でも大丈夫。読みきることを目標にしてください。
もしストーリーを楽しむ余裕があるのなら、「鼻」の考察をしながら読むことができます。奥の深い文学作品なので、読み終わった後に考えさせられるかも。
英語を勉強するのではなく「英語で勉強する」「英語で読んだ内容で考える」ことができる一冊です。中学レベルの英語でもこの体験ができるのは貴重です。
多読がつまらなくなってきた方は、考えさせられる作品を読むのをオススメします。洋書を読むことが楽しくなりますよ。