オックスフォード・ブックワームスの『New York(ニューヨーク)』をご紹介します。
ニューヨークといえば、自由の女神、タイムズスクエア、ウォール街、ブロードウェイなどさまざまなイメージが思い浮かびますよね。
『New York』はニューヨークを知る入門書と言える一冊。
歴史、エンターテイメント、レストラン、美術館など、ニューヨークを形作る要素を幅広く網羅しています。
旅行に行く前に読めば旅行の予習になりますし、すでに行ったことがあるなら、NYのことをより知ることができます。
カラーで写真が豊富に載っているので、街を歩いている気分になれますよ。
ニューヨーク市って、ニューヨーク州の州都ではないって知ってました?
州都はオールバニー(Albany)で、約250キロ離れたところなんです。
わたしはオールバニーという名前すら聞いたことがなかったので驚きました!こんな豆知識を手に入れることができます。
本書は英語学習者用に簡潔にまとめられていて、レベルのやさしい英語で構成されています。
英語を学習中の中学生にも、英語を学び直したい大人にも手に取りやすい一冊。
コンパクトにまとめられているので、1日で読了することもできます。
旅行気分を味わいながら英語力を高められる『New York』をご紹介します!
『New York』英語のレベルと難易度
オックスフォード・ブックワームスはレベルが7つに分けられていて、『New York』は、Stage1のやさしい難易度です。
文法の難易度としては現在形、現在進行形、過去形が出てきます。(→オックスフォード・ブックワームス紹介記事)
単語 | ★☆☆☆☆ |
文章 | ★☆☆☆☆ |
内容 | ★☆☆☆☆ |
【単語】
中学で学習する範囲を超えた単語がところどころ出てくるので、語彙力が少ないと難しさを感じるかもしれません。
しかし単語集がついているので意味をその場でチェックすることができます。
【文章】
文章はシンプル、理解しやすい文脈です。オックスフォード・ブックワームスの質の良い英語に触れることができます。
【内容】
チャプターごとにトピックが分かれています。
ニューヨークの基本を学ぶことができますし、興味のある箇所だけを読むこともできますよ。
実際の文章をみてみよう!
実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。(※カッコ内の日本語訳はブログ著者が訳しています。)
先住民からマンハッタン島を買い取る
In 1626, a Dutchman called Peter Minuit gave the Algonquin Indians about twenty-four dollars for the island of Manhattan.
(1626年、オランダ人のピーター・ミニュイットはアルゴンキン族が住んでいたマンハッタン島を約24ドルで買い取りました。)
先住民であるアルゴンキン族が住んでいた土地にオランダ人がやってきて、約24ドルで土地を買い取りニュー・アムステルダムとなります。
その後イギリス人が占領しニューヨークと名付けられました。
ここからニューヨークはどんどんと変化を遂げ、今のニューヨークを形作っています。
それにしても、マンハッタン島の買い取り額が24ドル相当だったというのが驚きですね!
とにかく広い!セントラルパーク
Central Park is between Fifth Avenue and Central Park West, and from 59th to 110th Streets. It is six per cent of Manhattan!
(セントラルパークはフィフス・アベニューとセントラルパーク・ウエスト、そして59から110ストリートの間いにあります。マンハッタンの6パーセントを占めています!)
ニューヨークは大都市ですが、そのど真ん中に大自然があるユニークな街です。
マンハッタンの6%もセントラルパークが占めているんですね。
セントラル・パークはただの公園ではなく、池や動物園、メリーゴーランド、劇場などがあります。
芝生で寝転んだり、サイクリングをしたり、音楽鑑賞したり、自然に触れて自分の好きなように過ごせる場所なんですね。
ニューヨークの治安は?
‘Is New York dangerous?’ No more dangerous than any other big city.There are a lot of police on the streets of New York too. Just be careful – don’t carry a lot of money with you, and stay with other people late at night.
(「ニューヨークって治安悪い?」他の大都市と大差ありません。ニューヨークの街にも警察官がたくさんいます。ただし気をつけてください。大金を持たないこと、そして夜には他の人と一緒に行動するようにしてください。)
海外旅行で気になることの一つに、治安がありますね。
現金を多く持ち歩かないことと夜は一人で歩かないことは、自分の身を守るために注意したいことですね。
“No more dangerous than any other big city.”
no more A than Bは、「同じ程度」という意味があり、この文章では『危険性は他の大都市と同程度』となります。
『New York』の魅力!まるで旅行している気分!
本書は11チャプターあり、チャプターごとに紹介されている内容が分かれています。
興味のある項目から読み始めることができますよ。
- NYの概要
- NYの歴史
- 地下鉄・バス・タクシー
- チャイナタウン・リトルイタリー
- 建築物
- 美術館・博物館
- ショッピングとレストラン
- ナイトライフ
- マンハッタン島周辺の見どころ
- 野球やテニスなどのスポーツ
- パレードなどのイベント紹介
私はニューヨークに一度だけ行ったことがあるのですが、ニューヨークが持つエネルギーに圧倒されました。
違う文化をバックグラウンドに持った人たちが常に交差し合っていのを目の当たりにして、そこからエネルギーが生まれてるのを感じましたね。
本書は読む上で、注意点が一つあります。それは情報が古いということ。2007年に発売されているので、記載されている情報が最新のものではありません。
例えば交通に関してのチャプターでは、一日乗車券(one-day Fun Pass)や24時間運行の紹介がされていますが、いずれも廃止されています。
約15年以上前の情報であることを前提に読む必要があります。
エネルギッシュな街だからこそ、変化がたくさんあります。最新の情報はネットや公式ウェブサイトを参照することをおすすめします。
古い情報の本なんて読む気しないと思われるかもしれませんね。本書は確かに最新の情報ではありませんが、ニューヨークの概要を知るには十分な情報量を英語で学ぶことができます。
まとめ:上質な英語でニューヨークのことを学ぼう
ニューヨークは多くの人を惹きつける魅力があります。
旅行好きにも、ニューヨーク好きにも歴史好きにもおすすめ。
オックスフォード・ブックワームスは非常に読みやすい英語で書かれているので、多読にも最適。
英語学習者用に英語レベルを調整しているため、自分の英語力に合った本を見つけやすいです。
その他にも、英語学習者用の工夫がいくつかあり、単語集や読む前、読んでいる間、読了後に取り組めるアクティビティがついています。
アクティビティに取り組むことで自分の理解度を確認したり、高めることができますよ。
単語集は意味も英語で記載されているため、英語で英語を理解する訓練もできちゃいます。
カフェやお風呂、電車で、ページを開けば、エネルギッシュなニューヨークの世界に入り込めます!
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