英語の勉強方法はいくつかありますが、聞き流し教材も多く存在しています。
「聞き流し英語なら簡単そうだしやってみようかな」とチャレンジしてみたくなることもあるでしょうし、「聞き流しなんかで本当に英語力つくの?」と疑問に思うこともあると思います。
英語の聞き流しって、効果があるのでしょうか?
結論を先に言うと、聞き流しは意味ないです。
ただし、ある特殊な環境においては効果的なこともあります。
今回は聞き流し勉強法について解説します。
聞き流しは意味がない
聞き流し教材とは、名の通りBGMのようにして英語を流して聴き続けることで英語力を上げるものです。聞き流し勉強法の効果は、あるのでしょうか。
答えばズバリ、ないです。
なぜ聞き流しは意味がないのでしょうか。
聞き流しがない理由は2つ。
理由① 理解しようとしていない
理由② BGMと一緒
聞き流し教材のデメリットを解説します。
理由① 理解しようとしていない
聞き流し状態を想像してみてください。英語が流れているだけで、その英語を理解しようと集中している状態ではないんですよね。
日本語に置き換えて考えてみましょう。
日本語で会話をしている時に、相手の言っていることを聞き流していたら、テキトーな相槌しか打てないですよね。聞き流した話に対して的確なアドバイスをしたり、感想を述べることは難しいと思います。相手との会話が成り立っているのは、きちんと聞いているからなんです。
日本語でも聞き流していたらきちんと理解ができないのに、英語だとそれができるなんておかしなことだと思いませんか?
理解しようとしていないのに、聞き流すだけで英語力を上げるのはほとんど幻想です。
理由② BGMと一緒
街中では様々なショップやレストランで洋楽が流れています。
もし聞き流しが効果があるのなら、私たちの英語力はもっと高くても不思議ではありません。
聞き流しはBGMと一緒です。
洋楽をただ聴くだけで英語力が上がることがないように、聞き流しだけで英語力をあげることはほとんどできません。
英語環境にいるなら聞き流しも効果的なこともある
例外として、聞き流しが効果を発揮する環境があります。それはアメリカ・イギリス・オーストラリアなどの英語環境に住んでいる場合、聞き流しでも効果があることがあるようです。
海外で活躍しているスポーツ選手が「聞き流しで英語力を伸ばしました!」と言っている広告を見たことある人はいるかもしれませんね。
海外に住んでいて英語の環境にいる人には、聞き流しが効果的なこともあります。
ただし、聞き流しはあくまでも受け身の勉強法。英語を自分のものにしたいなら、やはり自分から受動的に勉強していく態度を持っていた方がいいですね。
続いて洋楽や海外ドラマを使った勉強法をご紹介します。
洋楽を使った勉強法
洋楽を使った勉強法は楽しみながらできるので続きやすいです。
メリットは2つあります。
− 単語力がつく
− 英語を発話するのに口を慣らすことができる
単語力がつく
好きな一曲を選んで歌詞を見てみると、分からない単語がいくつか出てくると思います。よほど特殊であったり古い歌詞出ない限り、日常会話でも使える単語がたくさん。分からない単語を勉強するだけでも、語彙力アップの勉強になるんですよね。
英語を発話するのに口を慣らすことができる
英語を発話することに慣れていないと、そもそも口の動きがぎこちなかったりします。
英語を聞いていて、速すぎて聞き取れないことってありますよね。それと同じように「ネイティブスピードでは話せない」ということも起きます。ネイティブのスピードで話そうと思うと口がもつれるんですよ。ネイティブが話す英語を、そっくりそのままマネしてみてください。結構難しい。
歌も同様。最初は早すぎてついていけないと思います。何度も練習するうちに歌えるようになっていきますが、これを繰り返すことでネイティブスピードで話すことがたやすくなっていきます。
口から英語を出すことに慣れていない場合は、歌うことで口の動きを滑らかにしていきましょう。
それでは、洋楽を使った効果的な勉強法をご紹介します。
手順は簡単3ステップです。
ステップ① 好きな曲を選ぶ
ステップ② 歌詞を書き出して、わからない単語の意味を調べる
ステップ③ 歌詞を見なくても歌えるようになるまで練習
これをひたすら繰り返します。10曲歌えるようになると語彙力もかなり上がるし、発話の滑らかさもUPです!
ステップ① 好きな曲を選ぶ
好きな曲を選んでOK!カラオケで歌ってみたい曲、車の中で熱唱したい曲、昔から好きな曲、大好きなバンドの曲。なんでもOK。
好きじゃないと続かないので、歌いたいと思う曲を選びましょう。
ちなみにラップは難しいので覚悟してください。エミネムとかヤバいですよ。
ステップ② 歌詞を書き出して、わからない単語の意味を調べる
歌詞を書き出します。
ノートに手書きしてもいいし、パソコンに打ち出してもいいです。それから単語やフレーズの意味を調べていきましょう。曲によっては、かなりの量になってしまうかも!でも歌詞の意味が一つ一つ紐解かれる感じがするので、なかなか面白い作業ですよ。
ステップ③ 歌詞を見なくても歌えるようになるまで練習
歌詞の意味がわかったら、実際に歌ってみましょう!
最初は「えっこんなに速く歌えない!」と言う箇所が続出するはず。でも何度も練習すると歌えるようになっていきます。速くて歌えない箇所は速度を遅くして練習するといいですよ。Youtubeでも速度を落とすことができますね。
以上が、洋楽を使った勉強法です。歌える曲数が増えていくと、歌いやすさも増していきます。カラオケで洋楽を歌う楽しみもできますね。楽しみながらできる学習法なので、ぜひトライしてみてください!
海外ドラマを使った勉強法
海外ドラマは、英語の勉強に最高です。
メリットは2つ。
− 楽しみながら続けられる
− リスニング力が飛躍的にUPする
楽しみながら続けられる
私自身、海外ドラマを使った勉強は10年以上続けています。続けられるのは、何と言っても楽しいから!「継続は力なり」と言いますが、楽しくなかったら継続できません。英語の勉強を続けるには何より楽しさを見つけた方がいいです。好きなドラマや映画を見ながら、英語力を上げられるなんて最高ですよね。しかも海外ドラマってクオリティ高いものが多いのもポイントです。
リスニング力が飛躍的にUPする
英語だけでみると、話の内容を理解しようと集中してみるのでリスニング力が上がります。話の流れが分からないと見ていてもつまんないですよね。だからそうならないようにするために、聞くことに全神経を傾けます。これがリスニング力UPの秘訣です。ドラマを楽しみながらリスニング力を上げられるなんて、最高ですよね。
それでは動画を使った英語学手法の3ステップをご紹介します。
ステップ① ドラマを選ぶ 最初はストーリーが簡単なものを
ステップ② 日本語字幕でみる
ステップ③ 英語音声のみで字幕なしか、英語音声+英語字幕で見る
ステップ① ドラマを選ぶ 最初はストーリーが簡単なものを
ドラマ選びが重要です。最初はなるべく話の内容が簡単なものにしましょう。話の流れが簡単そうな恋愛ものや、単純なシットコムなど。
最初に結構複雑なドラマを選んでしまうと、見続けるのが辛くなってしまうかも。簡単めのものを選ぶのが、続けるコツです。
私がお勧めするのは、フレンズやフルハウス、セックス・アンド・ザシティです。
興味があるものを選びましょう。
ステップ② 日本語字幕でみる
ストーリーを理解するために、日本語字幕をつけてみましょう。気楽に見てOK。楽しみながら見てください。
でも気になるフレーズや言い回しなどがあればメモをとって、次にみるときに確認できるようにしてみましょう。
ステップ③ 英語音声のみで字幕なしか、英語音声+英語字幕で見る
2回目は英語音声のみか、英語音声+英語字幕で視聴します。この時に気になった単語や「こんな言い回しがあるんだ!」という発見ポイントをメモります。
そしてそれを音読しましょう。何度も音読して滑らかに言えるようになるまで練習してください。
これをエピソードごとに続けていくと、1シーズン終わった頃には英語力が上がっていますよ!
動画を見る時は、動画視聴サービスを活用するのが便利です。私も活用中。スマホで見れるのがいいんですよね。家でも外出先でも見れちゃう。
海外ドラマで英語勉強してみようかな、と思った方は無料で試すことができるサービスばかりなので気軽に試せますよ。無料期間に勉強をしてみて、「この勉強法いい!」と思ったら続けましょう。1年後には、想像以上の英語力がついていますよ。
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「聞き流すだけ!」というラクな勉強法で英語を習得することはできません。聞き流しは意味がないけれど、洋楽を歌ったり海外ドラマを見ながら楽しく英語を勉強する方法はあります。
私は今日も歌を歌いドラマを見て、英語力をアップさせていきます。一緒に頑張りましょう!