こんにちは!英語で人生を豊かにしているケイトです。
今回は、中学英語から読めるラダーシリーズ・レベル2の『落語』をご紹介します。(→ラダーシリーズってなに?)
わたしは、落語にほとんど馴染みがないのですが、一度だけ志の輔の落語を聞きに行ったことがあります。
落語って映画やテレビのような画像がないのに、落語家の話し方や間の取り方、声の使い方だけで、情景をリアルにイメージできちゃうんですよ。素晴らしいエンターテイメントだと感動しました。
でもそのあと聞きにいく機会がなく、「落語をもっと知りたいけど・・・」と思いながら、月日が経っていきました。
ラダーシリーズで『落語』を見つけて「落語を英語で楽しめるなら読まない手はない!」とばかりに読んでみました。
『落語』は、日本の伝統的なエンタメを知ることができて、英語まで学べてしまう一冊。
ほとんどが会話文で構成されているので、読みやすかったです。
『落語』に収録されているのは5話です。
- The First Visit To The Tenjin Shrine(初天神)
- The Cat’s Dish(猫の皿)
- The Scary Bean Cakes(饅頭こわい)
- Meguro’s Sanma(目黒のさんま)
- The Wallet Found On The Beach At Shiba(芝浜)
知っているお話はありましたか?
『落語』の難易度や実際に使われている文章をご紹介します!
ラダーシリーズ『落語』のレベルと難易度
【単語】
日常会話で使える表現がたくさんあります。
【文章】
脚本のように誰のセリフかが書かれているので、わかりやすいです。テンポよく読むことができます。
【ストーリー】
5つのお題は、どれも有名で人気のある演目です。
単語 | ★☆☆☆☆ |
文章 | ★☆☆☆☆ |
ストーリー | ★☆☆☆☆ |
実際の文章をみてみよう!
『落語』に出てくる文章を実際にみてみましょう。3つピックアップしました。
(※日本語訳はケイトが訳しています)
初天神
初天神は、お父さんと子どもがお祭りに行くお話です。二人のやりとりが軽快。
So, will you buy me something as a reward for being a good boy?
(いい子にしてたご褒美に、なんか買ってくれる?)
口が達者なKinbo(金坊)がお父さんに「なんか買って!」とねだっています。私たちの日常にもこんな光景ありますよね。
will you buy me something は 「何か買ってくれますか?」です。おねだりしたい時に使えるフレーズですね。
a rewardは「褒美」です。
猫の皿
骨董屋の仲買商が旅をしている途中に寄ったお茶屋で、掘り出し物を見つけます。
It’s worth 300 ryo of gold at least.
(あれは少なくとも300両の価値があるぞ。)
猫が価値の高い伊万里焼(Imari Chinaware)でご飯を食べているところを発見!
worth は「価値」という意味です。
at leastは「少なくとも」
さて骨董屋はお茶屋の主人にどんな交渉をするのでしょうか。
饅頭こわい
賢さに「なるほど!」と膝を打つお話。
I’m afraid of manju, bean cakes.
(饅頭がこわいんだよねぇ)
演目であるセリフです。
怖い、恐れているというときは“I’m afraid of”を使います。
まとめ:落語好きにも、落語を知らない人にも
落語好きなら、英語での表現が楽しく学べます。落語を知らなくても、英語で落語を知ることができますよ。
私は読み終えてからYouTubeでそれぞれの演目をみてみました。本で読むのとは違った楽しさがありましたね。同じ演目でも噺家さんによって繰り広げられる世界が変わってくるんですよね。
あらためて落語っていいなぁと思いました。近くに演芸場があるので、ふらりと立ち寄ってみようと思います。
自分の世界を一つ広げることができました。多読をしているといろんな世界に足を踏み入れることができて面白いです。
『落語』は会話文なので、英語を読むのが苦手でも読みやすいですよ。
ラダーシリーズのレベル2には『時そば 落語傑作選』もありますよ。
それでは!
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