多読をしたいけど続かなくて困っていませんか。
多読を続けるのに必要なのは圧倒的に読書体力!
読書体力をつけることで、分厚いペーパーバックを読んだり、毎日読書をする習慣をつけられるようになります。
私は今まで洋書を300冊以上読んできました。
1冊読み終えるごとに自分の英語力がアップするのを実感します。
英語力だけでなく、本を読むことであらゆる知識が得られるのもメリット。
本を読まない生活なんて考えられません。
読書体力は読書を継続することでつけることができます。
読書体力をつける方法をご紹介します。
読書体力とは
読書体力は読書を続ける上で重要です。
この読書体力って、鍛える必要があるんですよね。
初めから400ページあるようなペーパーバックを読了できる人は多くありません。
英語を読むのって労力がめちゃくちゃいるんですよ。
英語で意味を理解するだけでなく、何が書かれているかを理解したり情景を思い描きながら読まなければいけません。
日本の英語教育では長文読解はあるものの、英語のリーディングの長さの平均である400〜600語。TOEICや英検も同じくらいです。
受験や資格試験の勉強だけでは、1,000字を超える文章を読む経験ってなかなか積めないんですよね。
そのため英検1級やTOEIC満点を取得した人であっても、ペーパーバックを読もうと思うと集中力がほとんど続かず始めの数ページで挫折してしまうことがあります。
オックスフォードブックワームズという英語学習者用にレベル分けされている学習用洋書があるのですが、例えば『Taitanic(タイタニック)』は40ページほどの薄い本で、ワード数は5,529あります。
1,000字を超える文章を読んだことがないと、たった40ページほどの薄さの本であっても大変さを感じることがあります。
読書って単語や文法力だけで補えるものではないんですよね。
英語を読むことに慣れる必要があります。
最初はスローペースでOK!
少しずつ読むスピードが上がり、1回の読書集中力も伸びていきますよ。
多読は時間がかかるもの。まずは30-50ページほどの薄い本から始めてみよう!
読書体力をつける方法
自分の体力を知ってから、自分の力に見合った内容で習慣化することです。
STEP1 自分の読書体力を知る
STEP2 習慣化する
STEP3 少しずつレベルを上げていく
自分の読書体力を知る
どのレベルの本が一番合うのか、集中力がどれだけ持つのかをチェック
自分のレベルに合っていない本を読了するのは、運動を全くしない人がアイアンマンレースに出るようなもの。
まずは興味のある本を何冊かピックアップし、1〜3ページほど読んでみましょう。
読んでみて書かれている内容がわかる本を読み始めましょう。
わからない場合は英語レベルが合っていない可能性が高いため別の本を選びます。
わかる本は読んでいき、集中力が切れるところまで読みます。
最初は3ページほどで疲れてしまうかもしれませんが問題ありません。
3ページだった場合、このページ数以上を次の日に読むようにします。
私の場合、3ページを1週間くらい読み続ける感じですね。
気づいたら3ページ以上読めるようになっていることが多いです。
習慣化する
読書を習慣化させましょう。
習慣化させることで読書体力は向上します。
お勧めは場所と読書時間を連動させること。
例えば通勤中の電車の中とか、寝る前のお布団の中とか。
私はお風呂で読書をするのですが、その日の疲れ具合によって読書の量って変わるんですね。
基本は15分読むと決めているんですが、疲れているひは1ページ読むのも辛い時があります。
そんな時は1ページでも読んだらOKとしています。
お風呂で読書を習慣化するためには「絶対に15分読む!」と縛りを設けてしまうと私は続かなくなっちゃうんですよ。
15分読めなかった日に自分を攻めてしまうんですよね。
だから1ページでも読めればOKとしています。
習慣化できる方法を見つけていきましょう。
毎日本を読む時間ができれば、自ずと本を読む時間が増えていきます。
少しずつレベルを上げていく
本を読み終えるごとにレベルを少しずつ上げていきましょう。
使いやすいのはグレーテッドシリーズと言われる本ですね。英語学習者のためにレベルわけがされたシリーズです。
オックスフォードブックワームズやラダーシリーズがあります。
オックスフォードブックワームズはイギリスの出版社から出ているシリーズ。
英語の質が高く非常に読みやすいです。
ラダーシリーズとは、IBCパブリッシングが出版している多読のために編集された洋書。
レベルが1から5に分かれており、自分の英語レベルに合わせて洋書を楽しむことができます。
レベルわけされているのでレベルを少しずつ上げていくといいですね。
レベルをクリアしていく感覚を持つと、ゲーミフィケーションもしやすく、継続しやすくなりますよ。