ソフィー・キンセラの『Surprise Me』をご紹介します。
主人公はシルヴィ。ダンとの結婚生活が10年経ち、夫とは今も仲良し。可愛らしい双子の娘、居心地の良い家、楽しい仕事、とシルヴィは非の打ち所のない人生を送っています。
特に夫のダンとは、なんでも分かり合える仲で、いちいち言葉にしなくても相手の考えがわかるほどの関係。
幸せいっぱいの毎日を過ごしているのですが、ある時この結婚生活がこれから68年続くことを知り、その年月の長さに唖然としてしまいます。
シルヴィは今後の結婚生活にマンネリが生まれないように、お互いサプライズをし合おうと決め実行するのですが。。。
ハッピーになるはずのサプライズのせいで、思ってもない事態に!
ダンの知らせざる過去を知ったり、家族の隠された秘密が暴かれたりして、二人の関係性が変化していきます。
クスッと笑えて、ちょっとドキドキ。読む手が止まらない『Surprise Me』をご紹介します。
『Surprise Me』のレベルと難易度
【単語】
日常生活で必要な単語は、なんでも出てくるという感じです。
TOEICや英検などの試験勉強を中心に勉強していると、出てくる表現の多さに読みにくさを感じてしまうかもしれません。
【文章】
著者ソフィー・キンセラの特徴ですが、主語が一人称のため読みやすいです。主人公シルヴィーのひとり言をずっと読んでいる感じです。
【ストーリー】
夫婦の関係性がメインとしたストーリーで読みやすいです。
単語 | ★★★☆☆ |
文章 | ★★☆☆☆ |
ストーリー | ★★☆☆☆ |
『Surprise Me』の魅力!
ソフィー・キンセラの代表作は『Confessions of a Shopaholic』。 お買い物中毒の主人公のはちゃめちゃコメディです。
ソフィー・キンセラは主人公がいつも女性なのが特徴。
恋愛、仕事、オシャレに一生懸命な女の子が登場するので、女性に共感を得やすい作品を多く書いています。
『Surprise Me』も主人公は女性。この作品は珍しく既婚女性が取り上げられています。
ソフィー・キンセラの本は10冊ほど読んでいてとても好きなのですが、キライな要素もあるんです。
それは“くだらな過ぎて読むのがしんどくなる章”が必ず出てくること。
主人公があまりにも突拍子のないバカげたことをしたり、悪ふざけをしたりすることがあるのですが、それが本当にくだらない。主人公の知能レベル指数が低い感じなんです。
そこが読んでいてツラくなるんですが、『Surprise Me』はくだらないパートがありませんでした。
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