こんにちは!英語で人生を豊かにしているケイトです。
英語が話せるようになりたいと思っていてもなかなか上達しなくて悩んでいませんか?
英語上達のアドバイスとしてよくあるのが「間違いを気にしない」ということです。
間違えると、恥ずかしいって思っちゃうんですよね。
でも、なぜ恥ずかしさを感じるんでしょうか?
多くの人が「あいつの英語は大したことない」とか「レベルが低い」と周りから思われるのがイヤなんですよね。自尊心を傷つけられたくないんです。
周りからの評価を気にしてしまうので、恥ずかしさが出てきてしまうんです。
英語を話せるようにするための第一歩として大切なのは、周りからの評価を気にするのをやめるということなんです。
周りからの評価を気にしないようにするにはどうしたら良いんでしょうか。
今回は、その理由と、評価をしなくなるヒントをお伝えします。
実は気になる周りからの評価
自分の話している英語が正しいかどうかがどうしても気になってしまう。
こんなことってあると思います。
外国人と話すのは気が楽だけど、日本人と英語を話したり、輪の中に日本人が一人でもいるだけで緊張してしまうなんてこことはありませんか。
わたしは外資系企業に勤めていますが、上司・同僚・部下に自分よりも英語力が高い人たちがたくさんいます。海外勤務経験が長くてネイティブ並の上司、海外で育ち英語を何不自由なく使える部下。アメリカ人の伴侶がいて海外暮らしが長い同僚。
みんなの英語を聞いているだけで、自分の英語にどんどん自信が持てなくなってしまうほどです。
自分の英語力の方が低いことがわかっているからこそ、自分が英語を話すときには「絶対に間違えないようにしなきゃ!」と肩に力が入っちゃうんですよね。
なぜ力が入るかというと、バカにされたくないからなんです。「あいつの英語、笑っちゃうよね」と影で言われたくないんですよ。
自尊心があるんです。プライドがあるんです。
こんな風に他人の評価を気にしているからこそ「間違えたくない」という心理が働いてしまうんですよね。
自分もやっている他人への評価
周りからの評価を気にする人は、自分も他人を評価していたりします。
「あいつの発音イマイチだな」とか「あ、いま現在形と過去形間違えたな」と揚げ足をとるようなミスのチェックをしていたりするんですよね。
でもこれは、意地悪でやってるんじゃないんですよ。無意識にやっていたりするんです。
わたしは自分の英語力に自信がなかったときは、少しでも「自分の英語力の方が上だ」という感覚が欲しくて、「この子よりは発音がいい」とか「この人の語彙力よりまさっている」というように他人の英語力をジャッジしてました。
こんな風に他人の英語力を判断していた頃は、自分が話すときも周りからの評価が気になって「間違えないようにしなくちゃ!」とヘンに力が入っていましたね。
他人の評価を気にしないためには
他人からの評価を気にしないようにするにはどうしたら良いでしょうか。
ポイントは2つあります。「他人の英語力を評価しないこと」と、「話す内容に注目すること」です。
他人の英語力を評価するのをやめよう
まずは、他人の英語力を評価しないことから始めましょう。
実際の英語力って、TOEICや英検などの点数で単純に測れるものではないんですよね。雑談力・ユーモア・プレゼン力・知識・興味などが組み合わさって会話は出来上がります。
そのため、文法のミスは多くても会話力が高い人はいますし、TOEICで満点を取っていても天気の話題程度の雑談ができない人もいます。
実践の英語力は資格のように簡単にレベル測定できるものではないので、自分で作り上げた“ものさし”で相手の英語力を評価するのはやめてみましょう。
他人を評価しているからこそ、自分も評価されていると無意識に感じてるんです。だから自分が話すときに萎縮してしまうんです。
それが「間違えたらカッコ悪いな」という必要のないプライドになってしまっているんですよね。
大事なのは“話す内容”
二つ目は、話す内容に注目することです。
自分が伝えたいことは何か。相手が言いたいことはなんなのか。文法や単語・発音に注意するのではなく、内容に注意を向けましょう。
言葉はコミュニケーションの手段なので、文法的な間違いがあっても問題になることは少なく、何を言いたいのかが重要になります。
内容に注意を向けていると、自分の英語の間違いなんて大したことではないと思えます。
発言が多くなればなるほど、自分の英語力をブラッシュアップできます。
もし自分のミスに気づけたら、一人反省会をすればよいだけのこと。発言をしないまま終わるより、場数を踏むことで英語力をあげることができます。
他人の英語力の評価をやめて、話す内容に集中していれば、他人の評価は気にならなくなっていきます。
慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、意識することで、他人の評価を気にすることのない自分のための英語を話せるようになっていきます。
わたしの評価グセがなくなったのは上司のおかげ
わたしの意識が変わった出来事をご紹介したいと思います。
わたしは昔、周りの評価を気にしていました。「間違えないようにしなくちゃ!」と萎縮していたころです。
その当時の上司は、英語が堪能な日本人でした。その上司はインターナショナルスクール出身で、英語と日本語のバイリンガル。
ミーティングでは、さまざまな国籍の同僚が参加するので、その上司に英語で報告をする必要がありました。
当時のわたしは、文法も単語選びもぐちゃぐちゃの英語を話していたんです。周りはわたしより英語力の高い同僚ばかり。英語力には自信がありませんでした。
わたしは英語力に自信がなかったものの常にロジカルに話すようにし、わかりやすく伝える努力をしていました。
ある日、うれしいことがありました。その上司から「あなたの報告が一番わかりやすい」と褒めてもらえたんです。英語力はメンバーの中で一番下だったのにもかかわらずです。
英語力が高くてもダラダラと要点がはっきりしない報告をする同僚より、英語にミスは見られても論理的なわたしの報告のほうが評価が良かったんですよね。
そのときに「英語が話せるから優秀というわけではないんだな」と思い、それからは、自分の英語と他人の英語を比較することがなくなりました。
比較することがなくなってからは、気持ちが軽くなってどんどん話せるようになりました。そのおかげで英語力が上がるというプラスの気流に乗ることができましたね。
まとめ:完璧な英語を話すのがすごいのではない
ミスのない英語を話せるようになるように努力をすることは大事です。でも周りからの評価を気にしてしまって萎縮しているようでは、英語力は上がりません。
英語は、他人との比較ではないんです。
自分の英語力が昨日よりも今日上がっていれば良いのです。今日より明日上がっていれば成功です。
他人がどう思おうが関係ないんですよね。
もし自分の英語をバカにされるようなことがあっても、気にしてはいけません。
他人の英語をバカにしている人は、「英語力」のみにこだわっている人。そんな人は、話がつまらなかったり魅力がない人です。
もし自分が他人の英語力を評価しているのなら、やめてみましょう。
そうすれば、他人からの評価も気にならなくなります。
人の目を気にするがあまりに、自分の英語力が向上しないなんてくだらないですよね。
周りからの評価を無視して、自分が伝えたいことや相手の話していることに注目しましょう。
コミュニケーションは、完璧な英語の上に成り立つわけではありません。
ちょっと意識を変えてみると、英語を話すことがラクに感じるはずですよ。
周りからの評価は気にせず、自分の英語を話していきましょう。
それでは!