英語で会話ができるようになりたいと考えている人のために、英会話を上達させるポイントとテクニックをまとめました。
英語ができるようになりたい状態というのは人によってさまざまです。
「外国人の友達を作りたい」
「英語で論文を読めるようになりたい」
「英語のメールをスラスラ読めるようになりたい」
「英語でプレゼンをできるようになりたい」
「映画を字幕なしで楽しめるようになりたい」
こんな風に、話せるようになりたい人、読めるようになりたい人、書けるようになりたい人、聞けるようになりたい人。なりたい英語の状態って人それぞれなんですよね。
私は、外国人の友人といろんな話をしたかったので話せるようになりたい人でした。そして話せる自分になるために、話すことに重点をおいた勉強を続けた結果、タイのグローバル企業で英語でマネージメント業務ができるようになるまでになりました。英語でプレゼンをしたりや会議に参加したり、英語で研修もたくさん受けてきました。
この記事では、「話せるようになりたい人」が話せるようになるための学習法やマインドをご紹介します。
中学英語の文法を終えたら準備完了!実際に話をしよう
中学三年生までの英語ができたら、基本的なことは言えるようになります。
英文法と単語は中学英語で十分
話す時の第一歩として、中学三年生までの英語が習得できていれば基本的な会話はできます。
本屋さんでも“中学英語で話す英会話”といったようなテキストが販売されていますよね。
これは実際に、中学レベルの英語で会話ができちゃうからなんです。
英語で話をするには、中学英語で十分。
「中学英語がまだできない」という方は、まずは中学英語という準備運動はやりましょう。
中学三年生までに学ぶ英語は、基礎体力となる部分なのできちんと学習が必要です。
分厚い参考書を使う必要はありません。手軽に取り組めるドリルがおすすめです。
中学英語で会話をするメリット
「中学英語なんて基礎しかないから、会話するのはむり〜!」と感じる方もいると思います。
確かに中学英語だけで勝負するのは限界があります。
でもスタートは中学英語で十分なんですよ。
中学英語で会話をスタートさせつつ、不足している文法や単語力を伸ばしていきます。
実践しながら学んでいくという感じですね。
実は中学英語で英会話に挑戦するメリットがあるんです。
それは、知っている文法と単語だけで文章を考える力がつくということ。
英語を話そうとすると、どうしても日本語からそのまま英語に置き換えようとしがちです。
そうすると「〇〇ってなんていうんだろう?」「XXはどう表現するのかな」と言葉に詰まってしまいます。
その時に、「知っている単語で言い回せないだろうか」とか「こんな言い方にしたら伝わるかも!」と自分の中で試行錯誤すると、表現力がついていくんです。
これが実は英語を上達させる上でとても大切なこと。
知っている表現と単語だけで、いかに自分の言いたいことを伝えるか。
頭をフル回転させながら、自分が知っている知識だけで勝負する。
これができるようになっていくと、中学英語だけでも会話ができるようになっていきます。
インプットだけの学習に気をつけろ!
英語学習者は「インプットしすぎ」な傾向があります。特に日本人は、真面目な性格ゆえか、机で勉強してしまいがち。
ただし、話ができるようになりたいのなら、実際に話さないといけません。
話すには実はさまざまなスキルが必要になります。
・自分が言いたいことを文章にする文法力と単語力。
・相手がいったことを理解するリスニング力。
・間違えることを恥ずかしがらない心。
・わからないことをわからないと言えるマインド。
・総合的なコミュニケーション能力。
話すと言っても、さまざまなスキルを要することになります。
これらは実際に話さないと鍛えることができません。
テキストを読み込んでも、問題集を解きまくっても、上記の総合力を養うことはできないんです。
しかし、話すための準備に一生懸命になってしまう人は多い。
「話せるようになるにはTOEIC600は取らなきゃ」「話せるようになるにはこの単語帳を終わらせなきゃ」と言ったように。
TOEIC満点でも、外国人と話すことに慣れていないとしどろもどろになります。外国人相手に緊張してしまうんですよね。
知識が邪魔をして間違えたら恥ずかしいとばかりに、発言する勇気を持ってない人もたくさんいます。
知識だけ持っていても使えれなければもったいない。
実際に話しながら、総合的なスキルを身につけていきましょう。
効果的なアウトプット方法
英語を話す方法はさまざま。
いくつかご紹介しますので、自分が始めやすいものから手をつけてみてください。
・英会話スクールに通う
・オンライン英会話を受講する
・ミートアップに参加する
・海外旅行時に現地の英語ツアーに参加する
・短期留学する
詳しく解説します。
英会話スクールに通う
英会話の王道ですね。
英会話スクールは、話せるようになるためにテキストが作成されているし、話すための環境が揃っています。講師やクラスメイトを相手に会話をするので、話す訓練をすることができます。
私は高校生の時に通っていました。
スクールの料金はウン十万とかかったため親に感謝しつつ、元を取ってやるとばかりに話しまくっていました。レッスン中もできるだけ発話するようにしていましたし、レッスン前やレッスン後に外国人の先生をつかまえて、雑談をするようにしていましたね。
テキストは暗記するほど読み込んでいました。一年後には、かなりスラスラ話せるようになっていました。
英会話スクールで会話をする場を作るのは、良い方法です。
オンライン英会話を受講する
オンライン英会話は手軽に受講できる英会話レッスンです。通学レッスンと違って、スクールに通う必要がないのがラク。
日本人講師から外国人講師、ネイティブ講師まで幅広く先生が揃っているのも特徴。
毎日受けられるタイプなので、毎日必ず英語を発話する環境を整えることができます。
私は今DMM英会話を受講しています。
DMM英会話は毎日25分レッスンで、月額6,480円から始められます。英会話スクールと比べると安くレッスンを受けられます。
参考:DMMオンライン英会話の無料体験レビュー【始めやすい】
DMM英会話以外にも評判の良いオンラインスクールはいくつかあるので、ぜひ無料体験レッスンを受けてみましょう!
ミートアップやイベントに参加する
外国人が参加するミートアップやイベントに行きましょう!
ランゲージエクスチェンジ(言語交換)会などは、参加しやすいですね。
飲み会や食事会もあるので、友達を作りやすいです。一緒にスポーツを楽しむグループもあります。バドミントンや、バスケ、テニス、卓球などスポーツを通して一緒の時間を過ごすと、仲が良くなりやすいですね。
友達になるのは難しかったり時間がかかるかもしれませんが、その場でたくさんコミュニケーションができるのが、ミートアップやイベントの良いところです。
海外旅行時に現地の英語ツアーに参加する
海外旅行に行くことがあったら、英語のツアーに参加してみましょう。
ツアーに参加するのは気が引けるという方は、料理教室など時間が数時間に限られているレッスンなどに参加してみるのがいいです。
私は、今まで英語のツアーにたくさん参加してきました。ミャンマーの一週間自転車ツアーに参加したり、タイの海岸沿いをサイクリングするツアーに参加したこともあります。このようなツアーは、オーストラリアやアメリカ、ヨーロッパからの参加者が多いです。一緒に観光地を回るので仲良くなりやすい!Facebookで繋がったりして、今も交流しています。
【参考】https://pinomondo.com/cycletour-in-thailand/【体験談】タイで自転車ツアー!サムイ島・ホアヒン・ジャングル
短期留学する
短期留学するのも手です。
「え!留学!?」とおもわれるかもしれませんが、一週間からできる留学もあります。
私は、学生の時に夏休みを利用して語学学校に通ったことがありますが、たった4週間の留学でも会話力を大きく伸ばすことができました。
たとえ短期間でも英語だけの環境にいき英語を使いまくることで、話す力をつけることができます。
私の元に「どうやったら英語できるようになるの?」と相談にくる人は多いです。
アウトプット方法を教えても、実際に行動に移す人は少ないのが現状。
オンライン英会話ならスマホでも受講できちゃいますし、ミートアップなら外国人と実際にコミュニケーションできます。
やるかやらないかはあなた次第です。
アウトプットしながら学習を継続
「英語ができるようになりたい!」と願う人の多くはインプットの勉強に偏りがち。
特に話せるようになりたいのなら、準備運動は中学英語まで。中学英語レベルの勉強が済んだら、どんどん話していきましょう。
そして話をしながら、上級の文法を学び、単語を習得していきましょう。
話せるようになりたいからといってTOEICで高得点を目指しても話せるようにはなりません。
話すことが重要。
私は仕事で使うようになってから、より英語力が伸びました。なぜなら、英語を使ったからです。
話すと自分の足りないところが見えてきます。そしたら、何を勉強すべきかが見えてきますね。リスニングが足りていないのか、語彙力がないのか。
自分の問題点が見えてこれば、勉強がしやすくなります。
弱点を克服しながら、また話す。
これを繰り返しましょう。
いま話す場面がないなら、自分で作っていきましょう。オンライン英会話でもイベント参加でもOK。
アクションを起こせば「話せる自分」に一歩近づきますよ。