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【多読初心者】芥川龍之介を英語で楽しもう!「杜子春・鼻・藪の中」ラダーシリーズ

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中学英語から読めるラダーシリーズ・レベル1の「芥川龍之介短編集(Short Stories of Ryunosuke Akutagawa)」をご紹介します。

本書では、芥川龍之介の「杜子春」「鼻」「藪の中」の3話を読むことができます。

日本文学を英語で読めるなんて、不思議な感じがしませんか?

ラダーシリーズの「芥川龍之介短編集」なら、簡単な英語で芥川龍之介の作品を読むことができちゃうんです。

「杜子春」「鼻」「藪の中」は3話とも短いので、読了しやすいです。短いストーリーは多読初心者にピッタリ。

英語で日本文学を楽しめるのは、多読をしている人の特権です。

英語を勉強しながら、芥川龍之介の短編3話を楽しんじゃいましょう!

英語レベルの難易度 英検3級・TOEIC500

ラダーシリーズの「芥川龍之介短編集(Short Stories of Ryunosuke Akutagawa)」レベル1で、中学レベルの英語で読むことができます。ワード数は9,820。(→ラダーシリーズ紹介記事

英タツ
英タツ
英検3級・TOEIC500から読めるね!
単語 ★☆☆☆☆
文章 ★☆☆☆☆
ストーリー ★☆☆☆☆
ワード数 9,820

【単語】
単語のレベルはやさしくて中学英語で読むことができます。

意味のわからない単語があっても、巻末のワードリストにすべての単語の意味が載っているので、辞書なしでも読むことができます。

【文章】
文章はシンプルでストレート。日本語で内容をすでに知っていると、読みやすく感じるでしょう。

【ストーリー】

読む前にあらすじと用語集をチェックしよう!

各物語の前に、あらすじと単語の意味の確認をすることができます。

あらすじを読んでおくと、英語でストーリーを追いやすくなります。読む前にあらすじを読んで準備しましょう。

すでに日本語で読んだことがある方なら全体の流れを知っているので、読みやすく感じるでしょう。情景の表現の仕方、言い回しなどを「なるほど〜!」と思いながら読めること間違いなし!

冒頭に紹介されている用語集も非常に便利。本書は日本文学を英語にしているので、日本語がどのように英訳されているかがわかります。

例えば、闇穴道(Road of the Dark Hole)普賢菩薩(Fugen Bodhisattva)など。

あらすじを読んで用語集を事前に確認すれば、読みやすさがグンと上がります。

「杜子春」「鼻」「藪の中」が再構成された一冊

「芥川龍之介短編集」は、ラダーシリーズからそれぞれ別に出版されている「杜子春」「鼻」「藪の中」を再編成して一冊となっています。

私は再編成版とは知らず購入したのですが、「鼻」と「藪の中」は読んでいたので、「杜子春」を読むためだけに購入したような感じになってしまいました。

「芥川龍之介短編集」は3つの作品を楽しめるので、「鼻」や「藪の中」を別に購入するより、本書を買ったほうがおトクです。

■杜子春
お金と人間関係、親子の愛情に関して考えさせられる作品です。

■鼻
お坊さんの「鼻」の話。別で発売されているラダーシリーズの「鼻」のレビュー記事を書いているのでぜひご覧ください。
▶︎「鼻」レビュー記事

■藪の中
真実はどれなのか。グイグイ引き込まれれます。
別で発売されているラダーシリーズの「藪の中」のレビュー記事を書いているのでぜひご覧ください。
▶︎「藪の中」レビュー記事

どの作品も面白いです。私は「杜子春」と「藪の中」が特に好きですね。

芥川龍之介の作品を3つも英語で楽しめちゃうなんて、芥川好きや日本文学好きにはたまらない一冊ですよ!

日本文学で多読を始めましょう。

多読で表現の幅が広がる

多読は文章をたくさん読むことで英語力をあげる勉強法です。

多読のメリットはたくさんあります。

・語彙力が上がる
・表現力がつく
・読むスピードが上がる
・読解力がつく

英文を読むことで、単語が定着しやすくなります。そして表現の幅を広げることができます。
単語を知っていても、使い方を知らないがゆえに実践の場で使えないことがあったりするんですよね。洋書を読んでいると「こんな場面で使えるんだ」とか「こういう言い方ができるんだな」といったように、実際の使い方がわかります。たくさんの文章を読んでいると、使い方が自然と身についていくんです。

文章を読めば読むほど、読むスピードが上がっていきます。
早く英文を読めるというのは一つのスキル。TOEICや英検などの資格試験では有利になりますし、ビジネスでも大いに活用できます。ビジネスではメールや報告書、プレゼン資料などを、ゆっくり読んでいるヒマはありません。日本語を読むようなペースで読めるようにするには、日頃から英語に慣れておく必要があります。

何が書かれているかを理解しながら読むことで読解力がつきます。
読解力が弱いと、一文一文の意味はわかるけど全体を通して物語の流れがあまりつかめないということが起きます。TOEICで高得点をたたき出していても、小説やニュース記事を読めない人は意外に多くいるんです。そういう人は資格試験に強い英語力は持っていても、実生活で活用できる英語力が低いんですよね。

英語を学ぶなら、生きた英語スキルを総合的に身に付けたいですよね。

だからこそ、単語や表現力をつけられて読解力を上げながら読むスピードをアップさせることができる多読はオススメです。

この記事では芥川龍之介が英語で読めるラダーシリーズの「芥川龍之介短編集」をご紹介しました。

日本文学や芥川龍之介が好きなら、絶対に楽しめる一冊です。