オックスフォード・ブックワームスのステージ2の『Red Dog』をご紹介します。
西オーストラリア州を放浪しみんなに愛された犬の物語。
オーストラリアが舞台なのでオーストラリア英語を読むことができるのが本書の魅力。
私はオーストラリア英語に慣れていないので、見たことない単語にいくつか出くわしました。
例えば、smoko(仕事の合間の短い休憩)、tucker(食事)、strewth(驚きを表すときの表現)などです。
オーストラリア英語に触れることができてストーリーはもちろん読んでいてオーストラリアを旅行している気分になりました。
『Red Dog』をご紹介します!
レベルと難易度 英検3級・TOEIC500
本書はオックスフォード・ブックワームスという英語学習者用に英語のレベルが編集されている洋書です。
オックスフォード・ブックワームスはレベルが7つに分けられていて、『Red Dog』は、Stage2のやさしいレベルです。ワード数は7,662。
文法は現在完了形・比較級・不定詞を使った構文が出てきます。。(→オックスフォード・ブックワームス紹介記事)
単語 | ★☆☆☆☆ |
文章 | ★☆☆☆☆ |
ストーリー | ★☆☆☆☆ |
ワード数 | 7,662 |
【単語】
オーストラリア英語が読めるのが特徴!
巻末に単語集がついているので、辞書なしでもOKです!
【文章】
現在完了形・比較級・不定詞を使った構文が出てきます。
【ストーリー】
Red Dogがみんなに愛されながら、西オーストラリアを旅しながら生活した様子をたどることができます。
実際の文章をみてみよう!
実際に出てくる英文を見てみましょう。3つピックアップしました。(※カッコ内の日本語訳はブログ著者が訳しています。)
1.くさい犬
Then he broke wind again, even worse than before.
‘Strewth!’
‘Bad dog!’
(レッドドッグはまたオナラをしました。2回目はさらにくさいオナラです。
「ゲッ!」
「わるい子ね!」)
レッドドッグはよく食べよく動き、オナラも活発だったようです。
brake wind オナラをするという意味でfartより遠回しの言い方です。
Strewth ゲッ!うわっ!といった驚きを表すオーストラリア英語です。古い表現。
2.会話文で知るオーストラリア英語
Red Dog stopped and looked at him.
‘Come on, mate,’ said John.’Come and say g’day.’
Red Dog wagged his tail.
(レッドドッグは止まって彼を見ました。
「おいで!」ジョンは言いました。「こっちに来てごらん」
レッドドッグはしっぽを振りました。)
いくつかオーストラリアらしい表現が出てきます。
mate 呼びかけるときに使います。友達とか仲間という意味もあります。
g’day helloと同じ意味です。
このような会話からオーストラリア英語に触れることができます。
wag しっぽを振る
3.みんなが目をかけてくれる
Red Dog was everybody’s dog now, and when Red Dog needed to go to the vet, one of his many friends took him.
(レッドドッグはみんなの犬だったので、病院にかからなければいけないときは誰かが動物病院に連れて行きました。)
vet 獣医。フォーマルな表現はveterinarian。
日本語では「獣医に診てもらう」というより「動物病院に行く」という表現がされますね。
英語を学ぶにあたり、なんでも直訳できるわけではありません。
“animal hospotal”ではなく“vet”を使用するなど、表現の仕方が違うことが多々あります。
多読をしていくことで、日本語と英語の表現の違いを学ぶことができますよ。
【NEXT STEP!】次はこの本にチャレンジ!
オックスフォード・ブックワームズには動物が主役の本がいくつかあります。
A Stranger at Green Knowe (stage2)
The Call of the Wild (stage2)
Hachiko (stage1)
Stage1ではハチ公物語がありますよ!
レビュー記事があります→忠犬ハチ公の物語を知っていますか?英語で知ろう!英検4級からチャレンジできる『Hachiko』
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